快楽亭ブラックの出直しブログ

孤高の落語家にしてディープな日本映画評論家・快楽亭ブラック師匠の情報を発信するブログです

06年1月31日

 今日は一日浅草で映画なのだ。まずは新劇場で3本立。このところ足が痛いので足を伸ばして見られる最前列をマイ指定席にしていたのだが、最前列はホモ率が高く、チンチンをしごくだけでなくフェラチオまでする老ホモカップルがいたりして映画鑑賞の妨げとなる。それで本日は大病をする以前のマイ指定席、後方の左端に座る。

 「昇り竜 やわ肌開帳」は扇ひろ子主演のやくざもの。そういえば扇ひろ子ってどこかの賭場で胴師を務めて逮捕されたことがあったっけ。映画のヒロインが映画と同じ女賭博師として賭場にいたら客は自分が映画の世界に入り込んだようで気持よかったろうね。扇ひろ子を起用したやくざの親分って頭いいじゃん。

 閑話休題、映画の方だが、このシリーズは石井輝男が生みの親だが、今回のは葛生雅美が監督なので出来がだいぶ落ちる。江利チエミと伴淳三郎が特別出演しているが出番はちょっとだけで見せ場がない。要するにしょーもない映画。

 「喜劇 ふしぎな國・日本」は植木等、財津一郎、森繁久弥、有島一郎、左とん平、小松政夫、なべおさみ、小堺一機と豪華喜劇人総出演(そういえば伴淳も写真で出演していた)で中井貴一と紺野美沙子の恋を盛り上げるなんとも中途半端な映画。森繁家の女中だった高見知佳が泥棒の疑いをかけられ腹を立てて女中を辞め、トルコ嬢になる件りのみ笑えた。

 「雑兵物語」は黄桜のCMでお馴染、清水崑(木久蔵師の漫画の師匠だ)の漫画が原作の戦国コメディ。勝新太郎たち百姓が織田信長軍の足軽となり、新式大砲の弾を清州へ輸送する話で、堺駿二、漫画トリオ等喜劇人が多く出ているのにまるで面白くない。失敗作。

 映画が終わって銀行へ行けばミュージックテイトからの入金がない。この金がないとCD#4の製作が出来ないのだ。あわてて経理へ電話すれば月末払いじゃなくて、毎月20日締めの15日払いだという。それだったら2週間前に入金していなくてはならない筈なので早急に調べて入金してくれるよう頼んで馬道の大木洋食店へ行きオムライスを食べる。

 店主でコックの宗ちゃん、去年のあっしの大病を知らなかった。ノンキやなあ。あっしがバイパス手術したのを聞いて「うちのお客さんも同じ病気で2年後にバイパスが詰まって死んじゃった」ってイヤ味な話をするジジイだ。オムライスは美味かったけど。

 それから浅草東宝のラストショーへ。今日も大入り、夜の興行が弱い浅草でしかも平日でこんなに客が来るなんて。日本人は最後ってやつに弱いんだねえ。寒空はだか、えのきどいちろう夫妻、マガジンハウスの名物編集者O氏等と挨拶。

 「東京オリンピック」あっしはこの映画が好きでたまらない。特に開会式のシーン、カメルーン選手団の入場で肩がワナワナと震え涙が止まらなくなる。

 マラソンで途中で休んでジュースを3杯おかわりして飲む選手を写しているシーンも好きだ。

 そして閉会式シーンの感動。ブラック泣かすにゃ刃物はいらぬ、「東京オリンピック」を見せりゃいいってね。この映画を大スクリーンで見れたことに感謝する。

 「日本沈没」がラストの映画。これも大スクリーンで見ると迫力がある。特撮がせこいシーンもあるが、小林桂樹と丹波哲郎の名演がそれを補って余りある。今年、リメイク作が公開されるそうだがCGを使って映像的には迫力が出るだろうが、役者が落ちそうな気がする。エンドマークのあと、やや間があって拍手が起こった。

 これだけの名作2本が500円で見られたのがうれしい。500円って客にとって払ってもまるで応えない金額だから。あっしも年内に一度、500円の落語会をやってみたいものだ。麻布十番でやろうかな。あそこだったら会場費は菓子折一つだから損はしないぞ。

 上映終了後、アルゴの熊谷が新人社員(21才・男)と来ているのを見つけ食事に誘うも新人は来なかった。あっしと熊谷を二人きりにしようと気を遣ったのか。だとしたら感心な小僧だ。

 タクシーで吉原の「マニス」へ。タクシーから降りて小走りの自分に気がつく。結構回復してるじゃん。ママに大病から助かったんだから長生きすると言われ、大木の宗ちゃんとまるで違うやさしさに感激する。

 熊谷、やたらと自分の若さを強調する。そりゃ53歳のあっしよりは若いが、36歳といったら世間的には若くないぞ。大奥だったらおしとね辞退、上様とSEXが出来なくなり、張型で慰めるかレズに走るっきゃないんだからね、って当人を前にしてそこまでは言わなかったが。
  1. 2006/01/31(火) 23:44:51|
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二代目快楽亭ブラック

公演案内

6/27(土)
「落語秘密倶楽部」

お江戸日本橋亭[→地図
17:30開場/18:00開演
[出演]梅田佳声、快楽亭ブラック、坂本頼光、大本営八俵、立川談之助
[予約]ブラック 03-3803-3324

7/4(土)
「快楽亭ブラック毒演会」

トリイホール(大阪)[→地図
12:30開場/13:00開演
[料金]前売2,200円 当日2,500円 ブラック団2,000円
[予約]トリイホール 06-6211-2506

7/11(土)
「快楽亭ブラック毒演会」

浅草木馬亭[→地図
12:30開場/13:00開演
[料金]前売2,200円 当日2,500円 ブラック団2,000円
[予約]ブラック 03-3803-3324

7/18(土)
「快楽亭ブラック毒演会」

伊賀良公民館(長野)[→地図
19:00開演
[料金]前売当日ともに2,000円 CD付3,000円
[予約]しなの路 0265-25-5234

7/19(日)
「快楽亭ブラック毒演会」

お食事処「楽」(名古屋)[→地図
13:30開場/14:00開演
[料金]前売2,200円 当日2,500円
[予約]片桐 090-3852-9333

最新情報

■CD全集第二弾『ふたたび借金男』リリース中!!
さらにパワーアップして帰ってきたブラック落語全集第二弾! 各¥2,000、全10枚予定となっております。また、前シリーズ『借金男』全10枚も絶賛発売中です。あわせてどうぞ!
【お取り扱い】
・ブラック公演会場 ・紀伊國屋書店新宿本店内ミュージックテイト ・浅草ヨーロー堂 ・横浜ジョイナス新星堂 ・市原栄光堂(京都) ・大十(大阪) ・落語天国(楽天市場)など

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『快楽亭ブラックの放送禁止落語大全2』(CD付)

¥1,800(税込)/洋泉社


『快楽亭ブラックの放送禁止落語大全』(CD付)

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『借金2000万円返済記』

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『日本映画に愛の鞭とロウソクを―さらば愛しの名画座たち』

¥1,575(税込)/イーハトーヴ出版

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