二日酔いで午前中は休憩にあてる。見たい映画もないし、昼過ぎに大勝湯に入って酒を抜き、洋泉社の本のゲラチェック。あとはTVで若尾文子の「鎮花祭」、小畑絹子の「女の防波堤」、金語楼の「花ざかりのおトラさん」を見てから照さんちへ。照さんにエンタクシーの闘病記の原稿を読ませたら、黙って読んで最後に一言、「うまいっ!」。早稲田文学部出身の照さんにほめられるとうれしいぞ。
洋泉社の大矢君、姫を連れてきて打ち合わせ。姫は離婚調停中で今は今戸に住んでいるんだって。相変らずドラマチックな人生だ。
大矢君、本を4月上旬に出したいんだって。
来週の山形は、ブックマン社と洋泉社、両方の本の原稿書きで忙しくなりそうだ。
- 2006/02/28(火) 23:56:54|
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電通っていつの間にか東銀座から汐留に本社が移転していたのね。その電通本社で試写なのだ。ちょい前に着き地下の食堂街で美味そうな焼鳥屋を見つけ、焼鳥とろろ定食を食べる。予想通り美味かったけど、わざわざ来て食べる程じゃあない。
試写室は14Fにあり眺めは最高、浜離宮を見下ろして、東京湾やベイブリッジ、お台場がよく見える。電通の奴等、給料も景色もいいなんて許せない。
「陽気なギャングが地球を回す」は大沢たかお、鈴木京香、佐藤浩市のギャングもの。主人公たちがゲーム感覚でギャングをする話をケレン味たっぷりの演出で描くも、まるで乗れない。ハートがないんだよ、ハートが。
歩いて日比谷の東宝試写室へ、「下妻物語」の中島哲也監督の2作目「嫌われ松子の一生」を見る。中学教師からトルコ嬢に転落しヒモを殺して殺人犯、出所後美容師として更生しかかるもやくざの情婦となり、やくざに捨てられてデブでゴミ屋敷の住人となりみんなから嫌われ最後は中学生にバットで撲殺される。そんな悲惨極まりない女の一生を、涙と笑いの一大エンタテイメントにしているのが凄過ぎる。こんな才能見たことない。何よりも人間を見つめる目が限りなくやさしいのがいい。この監督は本物だ。スピルバーグもタランティーノも土下座しろ、日本には中島哲也がいるぞと自慢したい。この人と同じ時代に生きていて本当に良かったと思う。
松子を演じる中谷美紀も大好演、こちらもケレン味たっぷりながらハートがあるからケレンが効いてくる。ちなみに最後に松子が住む荒川区の安アパートでゴミ屋敷にしてしまうのがひかり荘202号、あっしが今住んでいるのがひかり荘201号。嫌われ松子はあっしの隣りに住んでいたのね。
家に帰ると中村蝶紫からの電話で飲みたいという誘い。東映チャンネルで近衛十四郎の「獄門坂の決闘」を見た後で照さんちで待ち合わせ、蝶紫のグチを聞いて2時過ぎまで付き合う。9月に新橋演舞場で中村獅童が「森の石松」を演るそうだ。また片目だよ。脚本は誰が書くんだろう。マキノ雅弘の「海道一の暴れん坊」は舞台向きなのだが、それに気づくかな。演舞場の窪寺さん、プログラムだけじゃなくて、芝居の台本も依頼して、ええ仕事しまっせ。少なくとも金子成人よりは。
- 2006/02/27(月) 23:53:34|
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朝から雨、イヤだねー。朝から東映チャンネルで片岡千恵蔵の「素浪人忠弥」と市川右太衛門の「旗本喧嘩鷹」を見る。幸福。
家で仕事が出来ないあっしは、雨の日だと原稿書きに出られないのがつらい。
2時に家を出てウインズ銀座で中山記念、バランスオブゲームの単8千、複1万6千と阪急杯、オレハマッテルゼの単4千、複8千買う。
バランスオブゲーム5馬身差の逃げ切り、オレハマッテルゼは3着で14万儲かる。今年の馬券作戦の威力は凄い。これで一気にプラスになった。
その足で新橋演舞場「ヨイショ!の神様」を見る。相変らずのつまらない脚本を勘三郎、柄本明、藤山直美が強引に笑わせている。
幇間を主人公にした物語なら、せめて勘三郎にお座敷芸をさせるとかしなきゃあ単なる悪ふざけになっちゃうよ。
芝居が終わると雨がやんでいた。
- 2006/02/26(日) 23:51:21|
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東映時代劇全盛期に育ったあっしは時代劇が大好きで、時代劇に代わる新路線、やくざ映画がきらいだった。やくざ映画の面白さに目覚めたのは中2の冬休み、母と一緒に妙義山に登った帰り、何故か寄った高崎東映で見た正月映画2本立、「網走番外地 大雪原の対決」と「兄弟仁義 関東三兄弟」にはまったからだ。どちらも面白くてカッコ良かった。
その一本、「網走番外地 大雪原の対決」が浅草名画座で上映中なので朝イチで見に行った。刑期を終えて出所した健さんが看守に復讐するシーン、ニセ鬼寅・上田吉二郎の下で三下として働いている本物の鬼寅・嵐寛が正体を現わすシーン、ラストの殴り込みと三度もスカッとした。さすが石井輝男監督は娯楽映画のツボを知っている。
ついでにウインズでアーリントンC、イースターの単3千、複6千買って帰り、昼食後フィルムセンターへ。松竹110年特集で山田洋次の出世作、「馬鹿まるだし」を見る。ハナ肇、植木等、渥美清、藤山寛美の4大コメディアンが顔を揃えているのが凄い。ストに勝利してインターを歌っている労働者たちがハナ肇につられ「人生劇場」を合唱するシーンは笑った。ハナ肇の愛の告白を桑野みゆきが気づかない振りをするシーンにはジーンときた。
そうそう、風邪をひいたハナ肇が蛇を殺して生き肝を飲み元気になるのは山田洋次作の落語「まむし」の原点だね。
帰ってグリーンチャンネルのレースリプレイを見たらイースターは負けていたが、スカパーのおかげで深夜の競馬ダイジェストまで待たなくていいのが助かる。夜は東映チャンネルで「緋牡丹博徒 仁義通します」を見て寝る。
- 2006/02/25(土) 23:48:30|
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昨日よく飲んだせいか珍しく朝まで熟睡、梅もとでざるそばを食べてから家に戻り、チャンネルNECOで江利チエミ主演の「猛獣使いの少女」を見る。大勝湯で昨夜の酒を抜き、久し振りの自炊は大好きなかつお刺で昼食、HIP試写室へ出掛けてジャッキー・チェンの「THE MYTH/神話」を見る。武侠アクションといつものジャッキー・チェンものの二重構造になった映画で、最後は2千年の時空を超えた世界でのファンタスティックなアクションが。例によってジャッキー・チェンにハズレなし。
帰って夜食は鍋。内田康夫ファンのあっしはTVの「首の女殺人事件」を見るも途中で眠ってしまい、目が覚めたら「時効警察」が始まっていた。この番組、もうすぐ最終回らしい。とうとうあっしに監督依頼がないままに。
- 2006/02/24(金) 23:46:22|
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梅山君に「本当に仕事してませんね」とあきれられたが、仕事はないが忙しいのだ。今日も朝から洗濯&原稿書きをしようとしたがなんとなく疲れているのでやめて朝寝。それでも9時半には起きて荒川区役所へ。戻って衛星劇場で笠置シヅ子主演の「女次郎長ワクワク道中」を見る。戦後すぐのコメディでケニー・ダンカンが出ていた。彼は西部の拳銃王のふれ込みで日本へやって来て日劇でショーをやって、その時の司会がトニー谷でこれが彼の売り出すきっかけになった。そのケニー・ダンカン、噂通り本当にたいしたことなかったけどね。
TCC試写室で「卍」を見る。フィルムでなくビデオでだれた。谷崎美学をビデオでは撮れんだろうが。大阪弁がなまっていて汚く耳障り、谷崎文学のセリフじゃあなく吉本新喜劇を見ているよう。これは谷崎のパロディ?悪い冗談?ともかく不快でならなかった。
小諸そばでとろろそばを食べた後で映画美学校第2試写室へ。「雨の町」を見る。菊地秀行原作のホラーもの。予告篇は酷かったが本篇はまあ見れた。ていうかあまりにも酷い映画の後だったから良く見えたのかも。但し目の前で少女が怖ろしく変身しているのに、それを見ている真木よう子がまるで驚いていないのは如何なものか。
中野へ行きブックマン社・綾君と雪椿で打ち合わせをしているところへ脚本家・西田直子嬢登場、今日は熊谷の紹介で彼女と逢い新作落語を書いてもらうように口説くのだ。
But例の如く熊谷遅刻につき先に話す。
構成はすでに出来ていて落ちもついている。
30代後半負け組OLを主人公にしたファンタスティックでブラックな話、今までのブラック落語とは一味違う世界なのだ。彼女にストーリーを話し、落ちのところで彼女もハモってくれたのがうれしかった。息の合ったコンビになりそうな予感。ていうかそれだけわかりやすい落ちなんだけどね。
バカちゃんと熊谷が来て盛り上っているうちに熊谷の携帯に嘘つきライターより電話がありこっちへ来たいって。あっ、嘘つきライターといっても永田議員をはめた奴じゃないよ。
もう雪椿は閉店なので近くのスナック、無人駅へ。西田嬢が帰った後嘘つきライターが熊谷をおとしめるようなことばかり言うのに久し振りにきれて追い返した。感情を押さえることは止めて不快はその場で解消する。でないと今度ストレスによって血管が切れたら死んじゃうからね。
終電車がなくなったのでブロードウエイのゲストルームに泊めてもらう。ブロードウエイは1Fから4Fまでが商店街でその上はマンションだが、商店街の人が帰れなくなった時の為に数室空けてあり、そこに一泊3500円で泊めてくれるのだ。ヒデジロウはこのゲストルームが大好きなんだけどね。
- 2006/02/23(木) 23:42:43|
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6週間振りの診察日だ。満員電車に揺られて六本木の心臓血管研究所付属病院へ。CTスキャンの結果は、「もう少し様子を見ましょう」だって。要するにあっしのような前科者は生涯無罪放免になることはなくって、ずーっと保護観察が必要ってことか。仕方ない、再犯したら死刑だって言われているんだから。
そのかわりサウナは大丈夫だというんで少しうれしかった。帰るとスカパーの工事人が来ていた。これで家にいながらにして邦画の旧作を見まくれる。浅草新劇場へ行かない分をカバー出来るぞ。
薬屋へ行って薬を貰うも、CTの結果、血栓があるのでそれをなくす為に血液がサラサラになる薬が加わったが、それを飲むには納豆を食べちゃダメなんだって。ショック、前からわかってたら納豆の喰いだめをしといたのに。
シネカノン試写室で「ルート225」を見る。中学生姉弟が両親のいないパラレルワールドに迷い込む物語で、最後まで元の世界に戻れないのがユニーク。
両親なんてと思っていたのが、逢えなくなると寂しくてならない。なんとか元の世界へ戻ろうという気持は、納豆を禁じられたあっしには痛い程よくわかった。両親て、家族って納豆のようなものか。
箱根そばであんこうそばを食べてからラピュタ阿佐ヶ谷へ。まずは川端康成原作の「日も月も」を見る。文豪特集で川端作品はこの一本だけ、「伊豆の踊り子」も「雪国」も「眠れる美女」もやらないところが渋い。
この映画、封切り当時に見ていて小津調の明るいドラマだと思っていたが、見直してみると登場人物一人一人が原罪を背負って生きているような、なんともヘビーな映画でした。
レイトの「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」は池玲子主演のポルノ・アクションもの。当時人気絶頂のスウェーデンのポルノ女優、クリスチナ・リンドバーグとの共演が売り物だ。オープニング、入浴中の池玲子が刺客に襲われて雪の中での全裸の殺陣シーンはサービス満点も、ラストの殴り込みで腰巻きの下にパンティをはいていたのが丸見えになってしまったのはいけません。明治38年にはパンティはまだ流行ってないでしょうが。
そうそう、ラピュタの浅香嬢に「素敵なエッセイありがとうございました」と礼を言われた。日本映画衛星放送のホームページでラピュタのことを書いたのだが、よく読むとあまりほめてないんだけどね。家に帰ってスカパーを見ると面白い映画なく残念。
- 2006/02/22(水) 23:47:59|
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ヒデジロウの養育費を払い、長野の楽天へCD20枚送り、前妻に頼まれた用で荒川区役所へ行くも無駄足、ミュージックテイトへCD20枚届けるってなんて忙しい午前中だ。
それからラピュタ阿佐ヶ谷で2本、まずは「母なれば女なれば」。山田五十鈴が加藤嘉と結婚し、左翼映画に出まくっていた頃の作品で、戦争未亡人、3児の母役だが、社会主義リアリズムらしくともかく汚い。隣りに住む中学教師、神田隆に求婚されとまどう彼女に同じアパートの北林谷栄が「夫なき後の後家は息子の為に尽すのが女の道だ」と諭すシーンが勉強になった。それが女の道なのね。
あっしは女の道ってぴんから兄弟だとばかり思っていたから。
「小さな花の物語」も戦争未亡人、嵯峨三智子の女手一つで育てられた桑野みゆきが母亡き後、叔母の家で暮し、成人して東京へ出て料亭の女中として働きながら幼い日の自分のような娘を引き取り育てようとする物語。
心温まる佳作だ。監督の川頭義郎は木下恵介の弟子だが、腕のある7番打者という感じか。
終わって帰り、風邪をひいたので近所のそば屋でなべやきうどんを食べる。風邪の時はこれに限る。以前は激辛ラーメンにニンニクをどっさり入れてスープまで飲み干し、それで直していたんだが、激辛ものはドクターストップの身の上だからね。大勝湯に入った後はTVで松本清張原作の「指」を見る。荒井晴彦脚本らしく他のミステリーとはレベルが数段違う。主役の大スターが後藤真希じゃなかったらよかったのに。ゴマキには何としてもスターになりたいという女優のガッツ、業、執念がまるで感じられない。脇が揃っていいだけに余計惜しいね。
- 2006/02/21(火) 23:43:22|
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雨の降らないうちにコインランドリーで洗濯し、いつものリサイクルショップでビデオデッキを買う。リモコンはないがそのおかげで3千円は安い買い物だ。水曜にスカパーの工事に来るのでその前にと部屋を片づける。フラ談次が来てガス湯沸し器とビデオをセットしてくれる。早速ビデオで力道山対ルー・テーズ戦を見て2時過ぎに家を出てまずは東宝試写室。
「ドラえもん・のび太の恐竜2006」はシリーズ1作目のリメイクだ。声優が代ったので原点に戻ろうってことか。しかし乱暴なストーリーだ。タイムマシンで白亜紀に行ったのはいいがマシンの故障で子供たちが白亜紀の北米大陸から日本まで歩いて移動するって話なんだから。あの迷作「復活の日」より凄い。
その後は映画美学校第2試写室で「夜よ、こんにちは」。イタリアの首相を誘拐、殺害した過激派の事件を、その過激派の女性から見たドキュメンタリー・タッチの映画。しかし向うの過激派はこんなことしちゃうんだから凄いね。日本の過激派は内ゲバばかりでだらしがない。帰ってビデオで幼稚園の頃に見た東千代之介主演の「佐々木小次郎」を見る。いいねえ、ビデオのある暮しって。
- 2006/02/20(月) 23:34:25|
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今年最初のG1、フェブラリーSだ。G1の日くらいは競馬場へ行こうと早朝から府中へ。なんとか指定席に潜り込んだ。昨日の競馬は両方ともダメだったが、今日は自信有。
カネヒキリの単1万2千、複2万4千買う。
直前は気持いいほどの強さ、単270円はつき過ぎでしょう。これが今年のJRAの単勝当り初め。おめでとうございます。
昨日、寿司芳の前に自転車を置きっ放しだったので取りに寄ってついでに夕食は握り寿司、ちなみに朝は肉そば、昼はうな重、どちらも競馬場の食堂で。
ウーロンハイを飲んでいるうち町内の債権者、Y君現われたので3万円返す。日本信販を払い終え利子のつく金はもうないので、これからは小口からせっせと返済していこう。
- 2006/02/19(日) 23:30:50|
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大動脈乖離で倒れた翌日、10月22日はヒデジロウと日原鍾乳洞へ行く予定になっていた。先日ヒデジロウに春休みに旅行に行こうと誘ったら「その前に鍾乳洞」と催促された。そうか、あの約束を果さないと、高橋尚子じゃないけど止った時計を動かすことにはならないのだ。
てな理由で今朝は8時に待ち合わせも例によって遅れること20分。家の前で待ってるんだから「もうちょっと待って」とか言ってくれればいいのに寒空の中待ちぼうけさせるとは、相変らずやさしくない。
浅草駅から地下鉄で新宿へ。ウインズで京都記念、トウショウナイトの単2千、複4千。クイーンCで柴山の乗った馬を単7千、複1万4千買って中央線に乗り、立川で乗り換えて奥多摩へ。行きあたりばったりの旅だけに、着いたものの日原行きのバスまで1時間40分もあった。仕方なく近くを散歩、吊り橋を渡ったり川原で遊んだり、駅前のそば屋に入ったりで時間をつぶす。このそば屋、90歳のおばあちゃんがやっていてちょっと驚いた。
バスで30分ほど、東日原で降りて2キロ歩くと日原鍾乳洞。長さ800mの洞穴だ。賽の河原だの三途の川だのの命名が多いが確かにそんな感じ、賽の河原以外の場所でも石を積んである所が多い。地獄っていうくらいだから地の底にあると思うのか、日本人の死生観がわかって興味深いし、去年の秋に三途の川の一歩手前まで行った人間としては感慨深いものがあった。
しかし急な登りもあって病み上がりにはチトつらい。鍾乳洞を出た後近くの茶店で一休みして帰る。駅に着いたらちょうど新宿行きの快速が出るところ。ラッキーと乗り込んだ。
新宿で降りミュージックテイトへ寄れば川浪氏から追加注文を受けた。浅草に戻って寿司芳へ行くも本日は団体貸切で入れず、仕方なく向かいの大木洋食店へ。そこへあっしの恋人、町内に住む女形、中村蝶紫が現われたのでヒデジロウと3人で吉原のマニスへ。そこへ前妻が現われて結局12時まで。チカレタビー。
- 2006/02/18(土) 23:21:49|
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コインランドリーで洗濯しながらの原稿書きは、いつもコロラドでする。初めてこの店に入った時は、従業員が緊張したのがありありとわかった。外人だ、英語だったらどうしようと。あっしが日本語をしゃべると安心した顔になった。もちろんあっしが落語家であることなど知らない。
いつも原稿用紙にペンを走らせるあっしを覗き込んで「日本語、上手いですね」とほめられ悪筆のあっしは苦笑いしたが、今日は受けたねえ。コーヒーを運んできて「小説を書いているんですか?」と聞いたのだ。言われて鏡に映る自分を見てみると、老眼鏡をかけ黙々とペンを走らすその姿は結構知性的で、作家に見えなくもない。高座で下ネタや放送禁止ネタをうれしそうに演っている時とはまるで別人のようだ。
ブックマン社の綾君と待ち合わせて池波正太郎先生行きつけの「アンジェラス」へ。綾君昨日のおわびと洋菓子を持ってきた。愛い奴じゃ。山形で書いた原稿は全体の3分の1、あと3分の1を今日中に書き、残りは3月上旬また山形へ行って書くプロミスをする。本は4月上旬発売の予定。綾君、食事をどうぞというが菓子を貰った上に昼飯までおごらせては悪いので断わって一人でのぶへ行きヒレステーキランチを食べる。ここは死んだ歌舞伎役者、市川猿十郎丈に教わった店だ。よく考えたらあっしと飯を食えば経費で落ちるんだから、綾君の誘いに乗ってやった方が親切だったのね。
映画美学校試写室で「かもめ食堂」を見る。
これが大当り、フィンランドはヘルシンキで「かもめ食堂」をやっている小林聡美とそこに集う人々を描き、ほとんどドラマもないのだがその肩に力の入ってないのが実に心地良い。
そしてかもめ食堂のメニュー、おにぎり、鮭定食、しょうが焼定食、唐揚げ、とんかつのなんとも美味そうなこと。女優をやりたいと思わすほど魅力的に撮るのが監督の腕だとしたら、食物を美味そうに撮るのも監督の腕。この女流監督はあなどれない。森やファッション、雑貨までもが素晴らしく、フィンランドへ行きたくなる。やさしくて口あたりのいい映画だった。
次に第2試写室で見た「ウォ・アイ・ニー」はつらかった。ウォ・アイ・ニーはアイ・ラブ・ユーの中国語で甘いメロドラマを予想したのだが題名とは裏腹に夫婦の意識のズレによる喧嘩から離婚に至るまでをドキュメンタリーのようにリアルに描く。ここ何年かの夫婦生活をいやでも想い出させてつらいのなんのって。
そういえば「雪に願うこと」で借金を責められ、「ヨコハマメリー」で出生について考えさせられって最近見た映画はつらいのが多い。だからこそ「かもめ食堂」のやさしさにひかれるのかも。
帰りにヨーロー堂で集金、楽天に電話したらもう振り込んだとのこと、安心して帰り大勝湯へ行った後、TVで「鬼平犯科帳」を見る。いも酒屋での吉右衛門と小林稔侍、若村真由美、3人の芝居がいい。それぞれにセリフをしっかり肉付けして人物を浮かび上がらせる。
TVドラマの3分の1ほどでもこのレベルになってくれればねえ。
- 2006/02/17(金) 23:56:14|
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小降りの雨の中、8時30分頃に家を出て三ノ輪駅前の松屋で豚汁定食を食べてから満員電車で横浜へ、新星堂相鉄ジョイナス店へCD19枚(半端だね)届ける。虎ノ門のウインズで昨日の船橋競馬の払い戻し、2Rとも当って4800円儲かった。おっと、単勝が当ったのはこれが今年初めてか。地方競馬だけでなくJRAでも早く当てたい!
さくら水産で500円のねぎとろ定食を食い、原稿書きをしてCINEMART試写室で韓国映画「ダンサーの純情」を見る。主演のムン・グニョンが可愛い。一本の映画の中に愛と陰謀、アクション、ダンス、笑いがごった煮になっているがお互いに邪魔をせず見事な仕上がりも、ラスト近くで画面のズレが出たのに技師が気づかず数分間放置、あっしが映写室へ行って教えるまで気がつかなかったのはいただけない。試写室はプロが揃って見るんだから技師も気を抜かずにずーっと画面を見ていなきゃあ。
その足で松竹試写室へ、横浜名物の老街娼を追っかけたドキュメンタリー「ヨコハマメリー」を見る。パンパン婆ァのドキュメンタリーなんて見たかねえと思っていたのだが、これが戦後の横浜に生きた人たちの見事な人間讃歌になっていて楽しめた。
帰りのエレベーターで内藤忠司監督と一緒になったら山本竜二が去年の映画のギャラ未払いの件で、大変なのはわかるから「悪い、待ってくれ」と電話してくれればいいのに連絡をよこさないから腹が立つと怒っていると聞かされた。やばい、早く払いに行かねば。3月上旬には支払いに行くので待っててね。
文明堂でブックマン社、綾君と待ち合わせも現われず。まあさくらんぼペンションの連絡先を書いた紙をなくす奴だから驚かないけどね。呆れて家に帰るとちょうど彼からの電話で違う文明堂に行って気がついて今、正しい文明堂に着いたと言う。あっしは歌舞伎座の隣りの文明堂って言った筈だが。明日逢うことにして夜はももの一日遅れの誕生祝いで井かわへ。
昨日買った時計が気に入ったようなので良かった。さだ奴、センスがいいとほめてやるぞ。孫のゴクウは今日は泣きっ放し、そろそろ夜泣きが始まる頃だ。これから半年くらい苦労するぞ。イッヒッヒ。途中から細谷と熊谷も加わってにぎやかにふぐを食べ、締めは例によってふぐ雑炊。雑炊をつくる時の顔は落語と違って真剣だと細谷に言われたがその通り。細谷が先に帰ったので熊谷と2人、カラオケでも行こうと思ったが行きつけの店が珍しく休みなので、マニスでチョコ天を食べて帰る。
- 2006/02/16(木) 23:16:16|
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昨日は京橋のオマンコおじさんのおかげで一日中気分が良かったが、今日はアンラッキーなスタートだった。
CDを郵送しようと封筒をチェックしていたら、阿佐ヶ谷駅前局で買った500円の封筒がなんと見本。あわてて荒川郵便局で買い直して三ノ輪駅へ向かう途中、物凄い黒煙が我が家の方から上がっていた。近所で火事があったのだ。ホント、近かったよ。
日本信販の金36000円を振り込み、これで毎月の引落し以外の借金はなくなった。
ついでに通帳をチェックしてみたらミュージックテイトからの振り込みはなし。そのミュージックテイト新宿紀伊国屋店へ#4を100枚届け、支払いについて聞いたら、15日締めの月末払いだって。先月末に入金がなくて経理に問い合わせた時は20日締めの15日払いって言ってたのに。ここの経理はようわからん。ただ月末払いだと20日のヒデジロウの養育費が。
長野の楽天さん、早く支払い頼んまっせ。
ウインズ新橋で先日の船橋競馬の払戻しをし、ついでに9R、藤沢厩舎のピサノダイチの単千円、複2千。メイン、報知グランプリカップのナイキアディライトの単6千買ってから東映試写室へ。「佐賀のがばいばあちゃん」を見る。島田洋七が子供の頃の想い出を綴ったのが原作なのに、企業戦士の三宅裕司が幼き日を回想するという設定にまず違和感が残る。それに佐賀の婆ちゃん、吉行和子の家が広いのだ。家の中に川が流れていて、とても水道代が払えない貧乏人とは思えない。節約主義の頑固婆ァかと思ってしまう。
映画が終わって沼袋へ。雪椿の若旦那に快気祝いで中乃見家の寿司をご馳走になるのだ。
若旦那、男2人では味気ないとみえて常連客の女性2人(オバサンだけどね)を誘っていた。
そういえば、前回この店に来たのは倒れる前日だったね。
おまかせで食べる。相変らず美味いが、わさびがツーンときたのが2貫あった。刺激物は止められているんだよね。今度はわさびを控えめにしてもらおう。
女性客の一人、榊原さだ奴にももの誕生祝いを近くのブティックで選んでもらい、タクシーで中野、中央線で阿佐ヶ谷へ。レイトショー、2日前に見逃した「高校生無頼控 突きのムラマサ」に間に合った。この映画の主人公、高校生なのに年上の女に言葉責めやら服の上から胸をもむやらのセクハラ三昧。おまけにキッスクジというサギ商法まがいの金儲けもする。こんな男が主人公の原作がベストセラーになり、映画化までされちゃうなんてどんな時代だったの?
あっし的には美人教師役のひし美ゆり子が懐かしかった。この映画の主人公、ムラマサ的にいうと彼女はあっしにとって初めての女性だったから。映画が終わると小雨が降っていた。明日は雨だってさ。
- 2006/02/15(水) 23:39:23|
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「すいません、大きいのしかないんですが」
ランチを食べ終わった若いサラリーマンがそう言った。
「オ万コですか、いいですよ。オ万コ一枚」
店主のその返事にあっしは食べていたご飯を吹き出しそうになった。京橋のオフィス街にある居酒屋、1時から始まる試写の前に昼飯をと初めて入った店だが、味より何よりこの応対にあっしはすっかりはまってしまった。今度夜に飲みに来よう。そして「一発のオマンコ」のCDをプレゼントしよう。
朝起きてコンビニで日刊スポーツを買って昨日の競馬チェック。メイショウカイドウは負けたが、船橋のメインが当っていて、当るのは当り前だが配当が330円もつけていたのには驚いた。これしかない馬券で150円くらいと思っていたのだが。おかげで10800円儲かった。
喫茶店で原稿書きして家に戻れば10時前にCDが到着。すぐにヨーロー堂へ届けたが店長がいないので集金は後日にした。
メディアボックス試写室で見た「雪に願うこと」は熊谷お薦めの作品だ。東京で成功しかけたものの結局は多額の借金を背負い、妻とも離婚して故郷へ逃げ帰り、残り少ない有金全部をばんえい競馬に賭けて失い、ばんえいの調教師をしている兄を頼ってそのまま居着き厩務員として働くうちに馬や人とのふれ合いを通して自己を再生し回復してゆく話は身につまされた。
借金の尻ぬぐいをさせられた小澤征悦が伊勢谷友介を追って北海道へ現われ、「お前、自分のした事をわかっているのか!」と責めるシーンは身を切られるようにつらかった。
なにせ同じ試写室に大口債権者、新文芸坐のN支配人がいるんだから。テヘヘヘヘ。
終わって松竹試写室へ移動して「ジャケット」を見る。あっしの好きなタイムスリップものだが、話が地味過ぎたのと途中眠ってしまったのでよくわからない。どうしてタイムスリップするのかを説明していないのは反則だ。
小諸そばで夕食を食べて家に帰り、大勝湯へ行ってから赤い紋付に着替えて出勤。今夜は富士見書房の新年会で一席なのだ。宴会開始から90分後があっしの出番なのでみんな酔っぱらって聞かないだろうと思ったら、しっかり聞いてくれて気を良くし、皇室ネタと艶笑小噺をやる。これでギャラがよければもっといいんだが…
帰りに宴会を取材に来ていた梅山君を誘って近くの駒忠へ行けば、昔馴染のエロ漫画編集者、カトケンとバッタリ。最終電車で帰りました。
- 2006/02/14(火) 23:17:37|
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傲慢な奴が我が家にやってきてあっしの生活を脅かす夢を見た。どうしてこんな夢を? 色々考えてみたが、昨日の新劇場のホモが原因のようだ。上映中の映画を見ようとせずワイセツ行為に走る奴等は許せない。そんな奴等と同じ空気を吸っているのも汚らわしいし、このままだったら絶対にあいつらに対して暴行事件を起して警察沙汰になる。そうすればまたエンタクシーから原稿依頼があるかもしれないが、ともかく決めた。ストレスが溜まって早死にしない為にも二度と浅草新劇場へは行かないぞ! 水曜からの「南海の狼火」と「エレキの若大将」は見たいけど、命には代えられない。人命は地球より重いのだ。ましてあっしの命をホモのワイセツ行為と引きかえにされてたまるものか。
浅草東宝に続いてあっしの頭の中では浅草新劇場も閉館になった。
まずは中野へ出て公共料金と武富士への和解金を払い、ATMで通帳記入するとオヨヨ、先週末に振り込まれたのは楽天からのCDの売り上げじゃあなくブックマン社の原稿料だった。イヤーン、社長に電話して直で先週中の振り込みを頼んだのにー。
雪椿でワカサギと山菜の天ぷら定食が昼食。それからラピュタ阿佐ヶ谷で小林多喜二の「蟹工船」を見る。山村聡監督の左翼系独立プロ作品、平日の昼なのに満員だった。映画は良心作だけど如何せん暗過ぎる。
水道橋へ出てオフト後楽園へ。今日の船橋のメイン、3連複が堅そうなので1点買いで6千円、ついでに佐賀記念、武豊のメイショウカイドウの単千円、複2千買って阿佐ヶ谷へ戻る。井上靖原作の「河口」と「慕情の人」の2本、どちらもニュープリントなのがうれしい。「河口」は岡田茉莉子演じる画商の男遍歴を描いた話。沢村貞子、東野英治郎、山村聡の巧さに唸る。この頃の日本映画は名優揃いでしたなあ。
「慕情の人」は原節子主演のメロドラマ。貞淑な未亡人、原節子が元旦に好きな男、三橋達也に逢いに下田へ行くシーンで、同じくらい情熱的にあっしに惚れてくれた女を想い出した、って実は彼女のこと忘れたことはないんだが、男って情熱的な女に弱いのよねえ。
その後レイトショーを見るつもりでチケットを買っていたが、武蔵美の立花教授夫妻と一年振りに再会したのが嬉しく、映画をパスして飲みに行ってしまった。
ラピュタの近くに安くて美味しいうなぎ屋があると聞いた。今度行ってみよう。
- 2006/02/13(月) 23:48:58|
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退院する時、担当医から言われたのは「全快したわけではない。血管に穴があいたままなのだから再発しないように気をつけなければいけない」ということだった。過労とストレスが一番の敵だそうだ。あっしが「早い話が仮出所で、悪いことをしたらまた刑務所へ戻るんですね」と言ったら、「刑務所ならいいけど、今度やったら死刑よ」と脅された。
それであっしは退院後は気を遣って健康的な生活をしてきたつもりだ。12月はちょっと働き過ぎたかもしれないが。しかしストレスってやつは、相手があることだからねえ。
浅草へ出てめしや丼でチキン南蛮定食、これが朝飯。久々にミスド田原町店で原稿書き、ここはテーブルごとにシュガーポットがあるので好きだったが、他店と同様にシュガーは紙入りのやつになってしまった。
ウインズでダイヤモンドS、ルーベンスメモリーの単6千、複1万2千、きさらぎ賞の1−2を馬連で千円、ワイドで2千買い新劇場で3本立を見るつもりだった。
1本目の「大坂城物語」は大坂冬の陣開戦直前の大坂を舞台にした三船敏郎主演の時代劇だ。ニュープリントなのがうれしい。音楽は伊福部昭。この人、最初の音を聞いただけでそれとわかってしまうのが凄い。市川団子と名乗っていた市川猿之助が霧隠才蔵役で活躍するのも楽しい痛快娯楽作品なのだが、今日もホモがあっしの映画鑑賞の邪魔をする。
場内のあちこちでチンチンをしごきあったり、通路でしゃがんでフェラチオしたり、勘弁してくれー。3本目の石原裕次郎の「鉄火場の風」を楽しみにしていたのだが、そこまでいられる気分じゃあない。ストレス溜りまくって1本目のエンドマークと共に映画館を出た。
ヨーロー堂にCD25枚届け、松屋で故郷・青森の物産展をやっていたので寄り、大間のまぐろ丼を食べる。まぐろは美味いが丼がミニサイズで物足りない。リンゴジュースとリンゴジャムを買って帰る。
競馬は両方ともハズレ、大勝湯へ行き、夜はお馴染TV三昧もオリンピックに興味はないので早く寝る。
- 2006/02/12(日) 23:43:21|
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東京に戻ると朝から忙しい。コインランドリーで洗濯しながら原稿書き、そして大勝湯で朝風呂。それから大木洋食店でオムライスを食べ大勝館へ。「借金男#4」が40枚届いていたのでヨーロー堂へ試聴盤として1枚届けたら、#1〜3計40枚の注文をもらう。浅草でも売れるようになってきたのはいい傾向。これで#1はほとんど在庫なし。追加プレスしなくては。
本日の毒演会は有線ラジオの録音日。皇室下ネタをたっぷり演る予定なので、放送できるもんならしてみな。
一席目「味噌蔵」は基本的にはオーソドックスに。二席目「道具屋」はマクラに秋篠宮、紀子の性生活をたっぷり語ってからネタに入る。時事ネタも新しいのをたっぷり入れて我ながらいい出来。
仲入り後は「カラオケ寄席」と「芝浜」、どちらも絶好調。この二席はCDの#5として4月10日発売予定。
終演後、安達先生の録音をすませて、打ち上げは照さんち。今日は8人で1万3千円也。
前回の「三七三」は10人で4万円、会のあがりが吹っ飛んだ。打ち上げは照さんちに限る。みなが帰った後も一人で飲み、仕上げに鉄火丼を食べて帰る。
- 2006/02/11(土) 23:40:21|
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男の顔は履歴書、とはよく言ったもんだ。
朝、鏡を見たら眉間にきざまれたタテジワがここ数年の借金苦を物語っていた。シワというより傷跡に近いもん。我ながら大変だったなあって、精神的に安定しているだけで、まだ借金そのものはたいして減っちゃあないんだけどね。
今日はもう東京へ帰ると思ったら里心がついて勤労意欲がわかず、朝食の後は原稿を書かずに寝てしまった。
11時過ぎにさくらんぼペンションを出る。勘定は一日8千円のところ、ブラック割引で7千円にしてもらい4泊で2万8千円也。
オーナーの車で町まで、銀行のATMで残高照会をする。オヨヨ、金が足りない。山形へ来てすぐ、帰りの新幹線代やら土産代やら用にCDの売り上げを入金しておいてくれるよう楽天に頼んだのだが、入金は20枚分でその1ヶ月前に出した100枚分の入金を忘れられている。ミュージック・テイトに続き楽天よ、お前もか。入金ミスがこうも続くと滅入るね。
というか、明日の毒演会で女性のお客さん全員に山形土産のさくらんぼジャムとラフランスジャムをプレゼントしようと思ったのだが、これじゃ買えないよ。
気を取り直して町一番の料亭、玉貴へ。この店は料理も美味いが、冬の雪景色はまるで討ち入りの日の吉良邸のようで大好きなのだ。
フラッと入ったらあっしを知らない仲居がケゲンそうな顔で見ていたが、社長と逢って挨拶したら、社長が言いふらしたとみえ古手の女性従業員が懐かしがって次々と現われた。
「昔、一緒に写真撮ったっけねえ。あんたがチキンラーメンのパンツ丸出しにして」
この店によく来ていたのは約10年前。その頃は借金苦もなく、おバカしてたんだねえ。
最近は借金苦だけでなく、どことなく大物ぶっていて昔のようなおバカをやらなくなったなあと反省した。
昼食に3500円のひな膳を頼み、寒河江川の雪景色を眺めながら酒を飲む。なんとも優雅、山菜汁の美味さといったらない。この景色、この味、正に生きてて良かっただ。
大病後、生きてて良かったを実感したのは元気いいぞうの唄を聞いたとき、「キングコング」を見たときと今度で3回目。そろそろ生きてて良かったと実感できるSEXがしたい。でもSEXしている自分を想像しただけで激痛のイメージが。それにSEXは血圧が上がりそうだから、「生きてて良かった」というよりは「死んでも本望」か。
今回は高速バスでなく路線バスで山形へ。
こっちの方が60円高いぞ。予定より時間がかかってジャムを買ってる余裕なし。しまった。毒演会のお客さんには無理でも、ラピュタ阿佐ヶ谷のスタッフにだけは買いたかったのに。新幹線のホームで支配人と浅香嬢の分だけ買ってつばさに乗り込み、東京駅から阿佐ヶ谷へ直行。富士そばでとろろそばを食べラピュタのレイトショー、「青春讃歌 暴力学園大革命」を見る。星正人のマジメな番長が生徒会に協力し、番長グループを更生させる話。仇役の他校の番長に岩城滉一、その子分に舘ひろしが出ていたがつまらない映画。
浅草に置きっ放しのチャリで家に帰った。ギリギリで大好きな「時効警察」に間に合った。
今日は園子温監督ではないので面白かった。
- 2006/02/10(金) 23:40:43|
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ペンションにこもって原稿書きばかりしているのも能がない。今日はオーナーに頼んで近くの温泉へ連れて行ってもらうことにした。
その為には早めに原稿を書かねば。8時半から机に向かい、今回のクライマックス、離婚そして立川流除名の顛末を書きおえ、これで山ごもりの目的は果したようなもん。さあ、安心して温泉へ。
10時過ぎにオーナーの車で舟唄温泉へ。途中かなり吹雪いていた。舟唄温泉はお湯の種類はぬるめと熱めの2つだけ、露天風呂はないが、ガラス越しに外の景色が見られるのが寒くなくていい。温泉から出て休憩室で原稿書き、また温泉、出て昼食、本日は岩手名物ざる中華にした。最後にもう一度温泉に入った。久し振りに体重計に乗ったら2キロ肥っていた。やべー。
帰って少しだけ原稿書きして夕食は庄内名物なんとか汁、タラや白子の入ったみそ汁がメインだった。山形最後の夜なので晩酌もなんとなく盛り上る。明日は帰ってラピュタ阿佐ヶ谷のレイトショーへ直行なのだ。
- 2006/02/09(木) 23:33:32|
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山ごもりして3日目、いくら山形の豪雪地帯といったってTVはある。しかしあえて見ない。文明を拒絶して原稿書きにのみ集中する。朝食8時、昼食12時、5時入浴で6時に夕食、そして晩酌をすればもうすることはなくなる。TVがない時代、人々の楽しみはオマンコしかなかったことがしみじみわかる。
夫婦はオマンコに精を出すからボコボコ子供が生まれる。喰っていけなくって、子供を間引いたり売ったりするのもわかるし、夫婦がオマンコしているのを見て、若者が早く結婚してオマンコしたがるのもわかる。また田舎に夜這いの風習があるのも。
少子高齢化のガンはTVだね。政府が数年間TVやインターネット、TVゲームを禁止すれば、国民の楽しみはオマンコしかなくなるから結婚率も出産率も上がるぞ、きっと。
昨日、パンを食べなかったので気を遣ってくれ本日の朝食はご飯、納豆、焼きノリにタマゴ焼に漬物にみそ汁。日本人の朝食はこうでなくっちゃあね。
昼食はオーナーがあっし用に塩分控えめのチャーハンを作ってくれた。味気なかった。
夕食はブリの照り焼、カス汁、その他。唐辛子入りの焼酎を一杯飲んだ。
本日は昨年春から初夏にかけて競馬で大負けをして自殺を考えたり、離婚を迫られ家出をして安ホテルを泊り歩くところを書く。
想い出すのもつらければ、書くのもつらいところだ。ま、この本の企画自体がつらいんだが。それでも書かねば金儲けにならず借金が返せないから、気力を振り絞って書く。
夕方、洋泉社・大矢から電話。こちらの本も作業がどんどん進んでいるらしい。何より励ましの電話がうれしい。ブックマン社の仕事の為の山ごもりなのに、担当の綾君、最初の予定では励ましの現地入りがあるとのことだったが、直前で忙しいから行けないと言ってきた。残念、町一番の料理屋で昼飯をおごらそうと思ったのに。当人が来れないのなら電話の一本もくれりゃーいいのにそれもしない。口惜しいから今月中か来月頭にもう一度山ごもりをして、絶対に彼を呼び出しておごらせてやる。
- 2006/02/08(水) 23:25:01|
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田舎へ来ても相変らずの睡眠障害、夜中に目が覚めると何時間か眠れなくなる。それでもトータルしてよく眠れた方、7時25分に目が覚める。朝食は8時、バターロールにコーヒー、目玉焼とサラダ、他一品。バターロールを食べなかったので少食、ダイエット出来るかな。
9時から原稿を書き始める。大動脈乖離で倒れた話や借金の話等つらい想い出なのであまり筆が進まないが、それでも昼食をはさんで夕方までにペラ50枚以上書く。イヨッ、この働き者めが。昼食はニシンとご飯、大根とノリのみそ汁。みそ汁の具にノリって初めてだが結構いけた。そうそう、ここのママ、最近映画にはまっていて、でも怖い映画とアクションものはダメだというので「燃ゆるとき」を是非と勧めておいた。細野監督、あなたの心の友は遠く陸奥、山形の地にあって布教活動しておりますぞ。
午後の原稿書きの最中、まるで地震のような物凄い衝撃音あり、何事かと思ったら、オーナーが屋根の雪おろしをしていた。びっくりしたなー、もー。
6時に入浴、そして夕食は鳥つくねスープに田楽その他でご飯2杯。飯がいやになるくらい美味い。食後に日本酒コップで2杯、オーナーと話しているうちにオーナーがアクビをしだしたので、少し早いけど8時15分にお開きにして寝ることにした。
紀子様が懐妊したらしい。そのことで下ネタがバンバン浮かぶ。毒演会が楽しみになってきた。
- 2006/02/07(火) 23:23:27|
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早朝よりドトールで原稿書き、毎週レギュラーの日刊スポーツと日本映画専門チャンネルのを書き終え、帰ってFAX送稿。これで後顧の憂いなし。安心して山ごもりが出来るぞ。
浅草ウインズで払い戻し、ROXのまつり湯の原尾さんにCDを押し売りしてから11時14分上野発のつばさで出発。昼食用に鳥弁当を買ったがこれはハズレ、いつもの深川めしにすればよかった。
福島を過ぎてからの雪景色は絶景、心がなごむ。山形着が2時、山形交通バスセンターへ行き西川町行きの時間を聞くと2時40分の鶴岡行き高速バスに乗ればいいと言う。
今日からお世話になるさくらんぼペンションに電話をして迎えを頼むと、西川町ではなく、なんとかという停留場で降りろと言う。
だから西川町では降りなかった。ところが次の停留場はなんとかではなく庄内あさひ、あっしは高速バスに乗ったのに、先方は路線バスだと思ったらしい。まあいいさ、次の停留場で降りて引き返せばいいと簡単に考えていた。ところが次の停留場がなかなかないのだ。不吉な予感。ひょっとして、次の庄内あさひの庄内って、あの藤沢周平の小説の舞台となった、海坂藩の庄内?
それって日本海側じゃん、日本列島横断かよ。しょーがない、覚悟を決めた。
庄内あさひの停留場は高速の上、こんな所で降りても寂しいばかりだ。終点の鶴岡まで行くことにした。
鶴岡に着いて戻りのバスの時間を聞けば50分待ち、ペンションに電話する。とっくに着いている筈のあっしが着かなくて向うもパニクっていたらしい。
本当なら3時10分に着くところが6時45分着、停留場にオーナーが迎えに来てくれていた。オーナー、あっしの電話を切った後ですぐ気がついたけど連絡のしようがなかったんだって。
7時にさくらんぼペンションに着き、まずは入浴。ここの風呂は巨大な桶だが、熱を逃さないようにいつも3分の2はフタが閉っている。
その閉っている内側でお湯がハネ、何だか生き物が入っているようで怖いのだ。その怖さも懐かしい。ここへ来るのは7年か8年振り。
オーナーの一人娘は就職しないで尼僧になったという。尼僧って本物?プロかい、いーえ、アマです。なんちゃって。尼僧フェチのあっしは知り合いに初めて本物が出来てなんだかうれしいぞ。
晩飯はおかずだくさん、ブタ肉とホーレン草の鍋をメインに七種類くらい。どれも美味い。そういえば玉八師と二人、山形へ仕事に来てここへ泊ったら、朝ご飯が美味いって玉八師は5杯もおかわりをしたっけ。
浅草のヨーロー堂から貰った日本酒をお土産に持参し、それをオーナー夫婦と飲みながら世間噺、明日からしっかりと原稿書きをしなくてはならないので、9時過ぎにお開きにして部屋へ戻った。そうそう、ママから色んなお客さんが来るけど、バスで鶴岡まで行っちゃったのはあっしが初めてだと笑われた。
あんたの亭主が嘘教えたんやないかい!
- 2006/02/06(月) 23:46:29|
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物心ついた頃からの東映ファンだったあっしは、毎週のように東映の小屋に足を運んでいたのだが、それでも何本か(何十本か?)見逃した映画がある。「モーガン警部と謎の男」もその一本だ。
「モーガン警部」は当時人気のあったアメリカ製TVドラマで、その人気に目をつけた東映がTVシリーズの劇場版として鶴田浩二と組ませて撮ったのがこの映画だ。それを何故か封切りで見逃して、それ以来気になっていたが、見る機会がないままに40年以上たってしまった。それが今日、川崎市民ミュージアムの関川秀雄監督特集で上映されるという。
映画を見るのにこんなに待ち遠しい想いをしたのは久し振りだ。それくらい今回の上映はうれしくてならなかった。
朝はコインランドリーで洗濯しながら原稿書き、そして大勝湯で朝風呂というお馴染のパターン、自宅で昼食の後山手線で渋谷へ出てウインズ渋谷で共同通信杯、フサイチリシャールの単5千、複1万と、シルクロードS、マイネルアルビオンの単4千、複8千買ってから川崎市民ミュージアムへ。
岩に波が打ち寄せるお馴染東映マークの後に英語のタイトル、「ポリス・モーガン・アンド・ア・ミステリー・マン」を見た途端にうれしくてワナワナ震えちゃいました。Butその後の映画はミステリーとしてもアクションとしても、なんともおそまつ君。友人の警官が殺され、事件の陰に大規模な麻薬取引があるとにらんだモーガン警部は犯人を追って香港へ、そして東京へ。そこで出逢った謎の男が鶴田浩二なんだけど、鶴田が事件を追う理由は、死んだ妹とそっくりの香港麻薬王の娘、久保菜穂子に惚れた為って、正義の心がどこにもなくて、それじゃ単なるストーカーだよ。期待していただけにがっかりしちゃった。こんなつまんない映画でも、終わったら拍手したバカが一人いた。してみると昨日の反米映画の後の拍手は、思想的に共鳴したからじゃなくて映画終わった後は必ず拍手するオッサンだったの?
帰りのバスは始発だったので座れたけど途中から信じられない程人が乗ってきて超々々満員、武蔵小杉で降りるのが一苦労でした。
今日もスーパーで安い寿司を買って晩飯、あとはTV三昧。夜中の競馬ダイジェストを見るとフサイチリシャールはゴール前武豊に差されて2着、複勝110円だから4千円の損、口惜しいのはシルクロードS、マイネルアルビオン先頭に立つもゴール寸前でかわされ頭差の2着、複勝が270円つけたので、これで今年の関西競馬は遂にプラスになるも、単勝が当れば10倍、4万円になったんだよねー。
明日からは山形、雪の中にこもって原稿書きなのであります。
- 2006/02/05(日) 23:37:09|
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早朝より続けて女からの電話でおちおち寝てもいられず。イヨッ、快楽亭もてもてだね。
電話の内容は前妻の事務手続きと娘からの誕生祝いの催促って、艶っぽくないねェ。
浅草へ出てウインズで小倉大賞典メイショウカイドウの単4千、複8千円買う。そろそろ単勝が当ってほしいところだ。
渋谷でTVtaroの原稿を渡してから武蔵小杉へ、いつもは北口からバスに乗るのだが南口からもバスが出ているそうなので南口に出るもバス停がわからず寒空に30分近く歩いて結局北口へ、そこからバスで川崎市民ミュージアムへ。今日から関川秀雄監督特集なのだ。
「狂宴 古都とアメリカ兵」はベトナム戦争当時に作られた映画らしいが凄かった。いきなり<'50年、ベトナム戦争と同じようにアメリカが朝鮮半島に侵略を開始しました>。オイオイ、朝鮮戦争は北が先に攻め込んできたんだろうが。
その朝鮮戦争のおかげで奈良に米軍の基地が出来、大人たちは本来の仕事を忘れ米兵相手の金儲けに走り、娘たちは米兵に犯され、子供たちは幼くしてヒロポン中毒になるという見事なまでの反米映画で、東野英治郎、望月優子、三島雅夫、加藤嘉といった左翼新劇人が出演している。あっしは呆れ返って見ていたが、映画が終わった後拍手したバカが2人いたぞ。お前等アカか。こんな映画、あっしの体の半分を流れる祖国アメリカ合衆国の血が許さない!
帰りに武蔵小杉のスーパーで割引の寿司を買い、うちで食べながらK1を見るも判定が多くてつまらない。夜中に競馬ダイジェストを見たらメイショウカイドウ3着で複勝200円、4千円の儲けも単勝当らないねえ。今年始めた新しい馬券作戦、単複じゃなくて複勝だけだったらとっくにプラスになっていたのに。まあいっか、春の来ない冬はない、朝の来ない夜はないもんね。
- 2006/02/04(土) 23:33:07|
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ほんに今夜は節分か、こいつァ春から縁起(江戸弁だとインギと言う)がいいわえ。
エー、本来なら浅草寺で豆まきをする予定が、浅草寺から来たハガキをなくしてしまったので駄目になった。よって映画三昧に決定、って毎日そうだけどね。
浅草新劇場で3本立、まずは「座頭市海を渡る」ったって外国へ行くんじゃないよ。人を斬り過ぎたのを反省した市が四国巡礼しようとするがまた人を斬るはめにという話。新藤兼人の脚本が、圧制者に黙って従うんじゃなく民衆が団結して立ち上がらなくてはいけないというテーマを前面に出しすぎてうざったい。娯楽映画にメッセージはいらないぞ。
「駅前温泉」は未見の映画だった。前半はいつもの悪ふざけ、森繁、伴淳、金語楼による三助コンクールで金語楼がかっぽれの見事な振りを見せたり、絶妙の桶さばきに逆立ちまでして芸人としての腕を見せ、森繁や伴淳を喰ってしまうのが凄い。
後半、森繁が女コジキに捨てられた少女との交流でホロリとさせるのは、同じ久松静児監督、森繁主演の「警察日記」のよう。子役が二木てるみよりだいぶ落ちるが、このシリーズでは「駅前旅館」「駅前弁当」と並ぶ名作だろう。
「日本残侠伝」はやくざ映画全盛期にマキノ雅弘が日活に招かれて撮った作品。高橋英樹が浅草生まれの秀次郎。この映画は健さんの「昭和残侠伝」の姉妹篇か。
いつものマキノ節に酔わされるも、浅草が舞台なのに浅草まつりというありえない架空の祭なのはいけない。浅草の祭といえば三社祭りなんだから。そうそう、祭の時に鳥居が映るが、これが浅草神社でなくて富岡八幡、それじゃ浅草じゃなくて深川だよ。セリフでは登場人物が浅草へのこだわりを言っているのに、この無神経さは許せないぞ。
終わってリスボンでハンバーグライスを食べ、ラピュタ阿佐ヶ谷で井上靖原作「霧子の運命」を見る。恋人が殺人犯になり一緒に逃げたら情婦としてマスコミに叩かれ、故郷へ戻ったら懐かしい人たちに追われる霧子(岡田茉莉子)。そんな落ち目の時にたった一人かばってくれた幼な馴染。そう、落ち目の時に情をかけてもらうと本当にうれしいし、本物だと思ってしまう。あっしは去年実感してるからね。ジーンときました。
というわけで去年の借金騒動で四面楚歌の時にボランティアで助けてくれた梅香庵、安達瑶先生、梅山君、黒毛利君の4人を今夜はフグ屋に招待なのだ。おかげでCDも年内に10巻まで出せそうだし、そうなったら借金も返済できそうだし、感謝のしるしということで根岸の井かわへ行く。ひれ酒、ふぐ刺、焼ふぐにふぐ鍋も焼ふぐだけが期待ハズレ。
観音裏の辻村のように目の前で焼いてポン酢で食べるのかと思ったら、焼いてきたやつをレモンを絞って食べるの。これが見事に美味くなくて、これだけが残った。みんな正直だね。
最後の雑炊はあっしの腕の見せ処。マジになるのは野暮なのでいつもいい加減に生きているあっしだが、ふぐ雑炊をこしらえる時だけはマジになる。本日は久し振りに我ながら絶妙の出来だった。帰って「時効警察」を見るも今回は面白くなかった。と思ったら園子温脚本・演出だって。こんなマスターベーション映画しか撮らない奴にTVのしかも娯楽ドラマの脚本・演出なんかさせちゃあ絶対に駄目、天が許しません。だったらあっしを起用しろっつーの。はるかに面白い作品を撮ってみせるから、ってたった一本それも短篇を撮っただけなのに、すっかり一人前の映画監督気分の快楽亭でありました。
- 2006/02/03(金) 23:28:31|
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朝イチで浅草新劇場の3本立を見る予定だったが、2日で9本見た疲れでその気になれず。コインランドリーで洗濯しながら原稿書き、家賃支払い、朝風呂をこなし、日比谷へ出て東宝試写室で織田裕二主演の「県庁の星」を見る。県庁のエリート職員が弱小スーパーへ研修に行かされお客様第一に目覚めるという物語も、伊丹十三の「スーパーの女」ほどの納得感はなし。絵空事と御都合主義のいい加減な脚本だった。
続いて堤幸彦監督の「サイレン」を見る。八丈島でロケしたホラーもの。あっしは怪談は好きだが、最近のホラーものはどうにも好きになれない。映画の後で新宿へ出てミュージックテイトに請求書を渡す。川浪氏もあっしの顔色と歩き方がよくなったと言ってくれた。でもシビレは相変らず残っているんだよね。シビレさえとれれば全快なのだが。
せっかく新宿へ出たので永坂更科でそばを食べて帰る。梅山君から電話で、富士見書房という出版社から新年会で一席やってくれという依頼があったという。ギャラは3万円だって。前座並だね。ヘイヘイ、やりまっせ、きた仕事は荒木太郎のホモ映画以外は断らないのがモットーですから。そういえばこの間のホモ映画の舞台挨拶のギャラ、まだ荒木太郎から貰ってない。早くくれーッ!
- 2006/02/02(木) 23:58:36|
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今日は映画ファンサービスデー。4本の映画を見ようと新宿へ行き、まずは銀行でチェックすればミュージックテイトからの入金、この前請求書を出した分が入っていたのでとりあえずすぐにCD製作費を振り込むも、あっしが払ってくれと頼んだのはその1ヶ月前の分なんだけどなあ。
歌舞伎町へ行きシネマスクエアとうきゅうで「るにん」を見る。あっしと中野三中の同級生で同じ演劇部だった松坂慶子が50過ぎてスッピンでヌードになり頑張っている作品。
松坂君も偉いがあっしも凄いぞ。53でホモ映画のヒロインやって、お尻がきれいってホモに評判なんだから。
松坂君はいいんだが、映画はよくない。時代劇なのに「最低」とか「奇跡」とかの現代語がセリフに混じって耳障り、それに男が男のものをくわえるフェラチオシーンがあったが、あれはフレンチ・キッスといって開国してから日本に入ってきた文化ではないのか。江戸時代にフェラチオなんてあったの?!
それと無駄に長い。島で長い話になるんなら巨大な猿が松坂君に惚れたり、猿と恐竜が戦ったりしないと退屈だぞ。
終わってすぐに近くの新宿トーアへ、ガッツ石松制作・主演の「ガッツ伝説 愛しのピットブル」を見に行ったらサービスデーなのに客は9人、ツバナレしていない!
この映画は酷かった。そんな奴おらんやろというような登場人物ばかりが集まって、信じられないストーリー展開になる。この映画に関しては見に来ない人の方が正解、見てしまったあっしの不明を恥じるばかりだ。ごめんなさい。
ねぎしで豚ロースととろろご飯を食べ遅い昼食、その後でミュージックテイトの川浪氏に電話して説明する。どうやらあっしが渡した12月分の請求書がなくなってしまったらしい。明日改めて届けることで一件落着、昨日からの胸のつかえがやっとおりた。
それから新宿武蔵野館でオセロの中島知子主演の「三年身籠る」を見る。先日、ある試写会で脚本家の桂千穂先生に逢ったら「僕はつまらないと思うんだけど、他の人は面白いと言うんですよ。見て感想を聞かせて下さい」と言われたので見ておかねばという気になった。
妊娠してから三年もおなかがふくらんだままってオシャカ様か。生まれてすぐに七歩歩んで「天上天下唯我独尊」って言うのかと思ったら、歩くのは歩いたけど何も言わなかった。この不思議な物語、女だったらわかるのかもしれないが、男にはまるでわからん。桂先生、あっしもつまらないと思いました。
雨が強くなった中、K's cinemaへ行き「あおげば尊し」を見る。市川準監督、テリー伊藤主演、市川準の映画はあまり好きではないが、この映画はよく出来ている。市川準がテリー伊藤の持つやさしさを見事に引き出した。
テリーの父の元教師で末期ガンに苦しむ寝たきり老人役を加藤武が演じて役者魂を見せつける。惜しむらくはその加藤武の葬式、一番感動するシーンでグラグラッと地震があったことだ。映画館を出たら雨はやんでいたが地震の影響で地下鉄が混んで座れず。帰りに照さんちで一杯やり鉄火丼を食べた。
- 2006/02/01(水) 23:54:05|
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