快楽亭ブラックの出直しブログ

孤高の落語家にしてディープな日本映画評論家・快楽亭ブラック師匠の情報を発信するブログです

08年4月8日

 目が覚めたら5時38分だった。青春18きっぷで名古屋まで移動しなくてはならない。仕度をして6時過ぎにチェックアウトし、梅田の宮本むなしで和定食420円、納豆・シャケ・タマゴ・冷奴・焼ノリ・おひたしでご飯2杯食べて大阪駅へ。

 7:03発米原行き新快速は通勤客で混んでいたがなんとか席をゲット、米原で大垣行きに乗り換え、大垣からは新快速に乗るも満員、しかし次の駅で席が一つ空いて座れ、9:41名古屋着。まずはサンルートに荷物を置いてから地下鉄で御園座へ、今日も歌舞伎鑑賞なのだ。

 昼の部は「源太勘当」から。宇治川の先陣争いがわからなくなった今、この芝居で受けを取るには相当突っ込んだ芝居をしなくちゃあいけないのに、染五郎、芝雀、東蔵、歌昇と揃って淡白に演じるので盛り上がらず。由次郎はド下手。

 昼休みに地下のやひろで田楽定食。菜飯に田楽5本、タクアンにお吸い物で1250円。以前は御園座で芝居を見る時は必ずここで食事したものだが、今回は10年振り以上だ。前回の結婚以来、御園座に来る回数がめっきり減っていたのだ。

 やはりあっしは、離婚して自己を取り戻したね。

 「鬼平犯科帳・大川の隠居」は去年の新橋演舞場公演の脚本に手を加え、劇中で中村松江の襲名口上もつく。左団次の岸井左馬之助がさわやかも、この原作を2時間に伸ばすとどうしても冗漫になる。原作通りピリリとした小品に出来ないか。柳家喜多八が落語にしたそうだが、聞いてみたいものだ。

 ちなみにあっしは自分でタバコを吸ったことがないので落語で登場人物にタバコを吸わせることが出来ない。だからキセルがメインの「大川の隠居」は絶対に出来ないのだ。

 昼の部と夜の部の間に電話2件あり。一つは梅香庵で次のCDの題名、どうしても「恐怖奇形人間」でなければダメかだと。何度同じことを言わせるんだ。日本映画マニアのあっしだからこそ石井輝男のカルト作品と同題名の落語CDを出したいのだ。もう一つは正日で「稽古してくれ」だって。あっしが旅に出ているのを知らないとは、呆れて減点する気も起きない。

 夜の部は「松浦の太鼓」から。去年の暮れの国立と同じメンバーだが、いつ見てもいい。この芝居が受けなくなったら、「忠臣蔵」がわからなくなったら日本はおしまいだね。

 「閻魔と政頼」は吉右衛門が狂言から持ってきた舞踊も、吉右衛門本人が面白がっている程面白くない。というかこの人、喜劇的センスなし。エンマ役は富十郎から左団次に代わって面白くなったが。

 最後は「与話情浮名横櫛」。染五郎の与三郎、ルックスはいいがセリフはダメ。この芝居はセリフが命、名調子で客を酔わせてくれなきゃあいけないのに。芝雀のお富はセリフはいいがルックスがダメ。お富がいい女じゃないとストーリーが成立しないのに。

 ならばこの芝居がダメかというとそうでもない。多左衛門役の東蔵が誠実でやさしい人物像を、歌昇の蝙蝠安が卑屈でいやらしい人物像を見事に演じてみせた。この2人共、昼の「源太勘当」では大したことなかったのに、世話物は巧いのね。

 終演後は楽へ行く。刺盛り、むつの西京焼等どれも美味い。ブラック団の会員にこれを食べてもらうには、東京からバスツアーでも組もうかしらん。締めはカツオ丼、今日の歌昇の蝙蝠安の演技のように見事。

 明日、青春18きっぷを使って和歌山は熊野神社へ行こうと思ったら、7時間かかるそうで断念する。明日は明日の風が吹く。明日のことは明日決めよう。
  1. 2008/04/08(火) 23:48:10|
  2. 借金男のお気楽日記
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二代目快楽亭ブラック

公演案内

8/29(金)
「夏休みバラエティー寄席、鬼畜だよ全員集合!!」

お江戸上野広小路亭[→地図
18:00開場/18:30開演
[出演]梅田佳声、快楽亭ブラック、立川談之助、元気いいぞう、坂本頼光、立川キウイ
[料金]前売¥2,200 当日¥2,500 ブラック団¥2,000
[予約・問合せ]ブラック 03-3803-3324

9/13(土)
「快楽亭ブラック毒演会」

浅草木馬亭[→地図
12:30開場/13:00開演
[演目]「道具屋松竹篇」「蛙茶番」「七段目」「大山詣り」
[料金]前売¥2,200 当日¥2,500 ブラック団¥2,000
[予約・問合せ]ブラック 03-3803-3324

9/14(日)
「快楽亭ブラック毒演会」

トリイホール(大阪)[→地図
12:30開場/13:00開演
[演目]「一発のオマンコ」「蛙茶番」「文七ぶっとい」「七段目」
[料金]前売¥2,200 当日¥2,500 ブラック団¥2,000 昼夜通し5000円
[問合せ]トリイホール 06-6211-2506

9/14(日)
「初代快楽亭ブラック生誕150年、川柳川柳・喜寿記念、川柳・快楽亭ブラック・ニセ親子会」

トリイホール(大阪)[→地図
17:00開場/17:30開演
[番組]「大ガーコン」川柳、「ジャズ息子」川柳、「演歌息子」ブラック、「川柳の芝浜」ブラック
[料金]前売¥3,200 当日¥3,500 ブラック団¥3,000 昼夜通し5000円
[問合せ]トリイホール 06-6211-2506

9/15(月・祝)
「快楽亭ブラック毒演会」

お食事処・楽(名古屋)[→地図
12:30開場/13:00開演
[料金]前売¥2,200 当日¥2,500
[予約・問合せ]片桐 090-3852-933 または、kblack.nagoya@gmail.com
※毒演会、二人会の通し券(前売・予約のみ)¥5,000もあります。

9/15(月・祝)
「川柳・ブラック二人会」

お食事処・楽(名古屋)[→地図
17:00開場/17:30開演
[料金]前売¥3,200 当日¥3,500
[予約・問合せ]片桐 090-3852-933 または、kblack.nagoya@gmail.com
※毒演会、二人会の通し券(前売・予約のみ)¥5,000もあります。

最新情報

■CD全集第二弾『ふたたび借金男』リリース中!!
さらにパワーアップして帰ってきたブラック落語全集第二弾! 各¥2,000、全10枚予定となっております。また、前シリーズ『借金男』全10枚も絶賛発売中です。あわせてどうぞ!
【お取り扱い】
・ブラック公演会場 ・紀伊國屋書店新宿本店内ミュージックテイト ・浅草ヨーロー堂 ・横浜ジョイナス新星堂 ・市原栄光堂(京都) ・大十(大阪) ・落語天国(楽天市場)など

■ブラック落語、ダウンロード販売!!
rakugonokura.gif
文化放送の落語音源ダウンロード販売サイト「落語の蔵」にて ブラック師匠の落語音源の販売が始まりました。CD全集とのカブリはなしです。ぜひともチェックしてみてください!

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助六 Vol.4(二玄社)'06.10
 今、誰も教えてくれない 日本の嗜み「粋ってどんな感じ?」
週刊朝日(朝日新聞社)'06.06.09
 「週刊図書館『ヤバイ話連発の落語集』」
週刊新潮(新潮社)'06.04.20
 「過激すぎる『タブー満載!』初めて落語になった『放送禁止落語』」
BREAK MAX(コアマガジン)'06.01
 「快楽亭ブラックインタビュー」(インタビュアー:吉田豪)
エンタクシー(扶桑社)'06.01
 独占告白手記Part2 救命率三割大動脈乖離手術顛末記「あぁ、生きてて良かった」
EX大衆(双葉社)'05.12
 石井輝男監督追悼「蘇る!エログロ時代劇5作の倒錯官能世界」
BRUTUS(マガジンハウス)'05.11
 「好きな映画を語らせろ。」
サイゾー(インフォバーン)'05.10
 座談会「“取り扱い要注意”〈放送禁止芸人〉大集合」
BUBKA(コアマガジン)'05.10
 「くらたま&ヨーコの恋愛劇場」ゲスト:快楽亭ブラック
エンタクシー(扶桑社)'05.10
 「二千万円借金地獄除名顛末記」

著書


『快楽亭ブラックの放送禁止落語大全2』(CD付)

¥1,800(税込)/洋泉社


『快楽亭ブラックの放送禁止落語大全』(CD付)

¥1,785(税込)/洋泉社


『借金2000万円返済記』

¥1,300(税込)/ブックマン社


『日本映画に愛の鞭とロウソクを―さらば愛しの名画座たち』

¥1,575(税込)/イーハトーヴ出版

ブラックかわら版

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