快楽亭ブラック 〜 映画・芝居・競馬ときどき落語

孤高の落語家にしてディープな日本映画評論家・快楽亭ブラックの情報を発信するブログです

09年3月31日

 二日酔い。それでも8時に起きて日暮里ホテルサニーの喫茶室で目玉焼とソーセージ弁当。

 あっ、コウザの魂君はホテルサニーを、サニーホールがあるホテルラングウッドと誤解しているようだが、そうではなく1Fがパチンコ、ニュートーキョー。2Fが喫茶室で3F以上がホテル。喫茶室には一般紙、スポーツ紙から聖教、公明新聞両紙まで揃っているのだ。

 それからラピュタ阿佐ヶ谷のモーニングショー、瑳峨三智子特集を見るべく出発したが新宿で間違えて特別快速に乗ってしまい、阿佐ヶ谷を通過して三鷹まで行ってしまう。あわてて三鷹で上りに乗り換えたらまたも特快で阿佐ヶ谷を通過して中野へ。今日はダメかと思ったが、中野でちょうどいい電車が来て上映寸前ギリギリセーフ。「忠臣蔵 暁の陣太鼓」を見る。

 森美樹の中山安兵衛が新発田藩を辞めて高田馬場で仇討、そして最後吉良邸討ち入りまでを描いた映画で、大石内蔵助に市川寿海、主税に林与一、それに先代中村富十郎等歌舞伎界の名優たちが赤穂浪士役で応援出演していた。銀行で金をおろして日暮里へ戻り昼食は西日暮里の餃子の王将でレバ炒めランチ+餃子、不味い。帰ってスカパーで大友柳太朗の「天保六道銭 平戸の海賊」を見る。

 夕方に家を出て水道橋へ、山下書店でミスターポーゴの「ある悪役レスラーの懺悔」を買い、オフト後楽園で川崎競馬の8R、8枠2頭の一騎打ちと見て馬連勝負の予定がパドックを見たら12番がプラス15kgでは危なくって馬連は買えない。ワイド11-12を6千買って見れば11番は楽勝も12番は4角手前からムチを入れっ放し。それでもゴール前ギリギリ届いてハナ差の3着。

 安心して葵でとろろ御飯定食の後、再び阿佐ヶ谷へ。今夜のレイトショーは「歪んだ関係」、医師夫人レイプ殺人の犯人探しのミステリーだが、若松孝二にしては思想も恨もないのが見易いし、何より新高恵子、城山路子の女優陣がきれいだ。But、トリックは良いが犯人の動機がまるで描かれていないのが欠点。

 帰って「大工調べ」を稽古して(いつ演るんだ?)、お休みなさい。
  1. 2009/03/31(火) 23:35:27|
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09年3月30日

 朝から浅草へ出てやよい軒で納豆朝食、珍しくお代わりした。体調がいいのか?

 銀行へ行き例の通帳の住所変更、印鑑変更、暗証番号変更をする。なんとあっしが新しく指定した暗証番号は、以前の番号と一致していた。一昨日、暗証番号を入れた時に画面に「暗証番号が違っています」と出れば別の番号にチャレンジしたのだが、「このカードは使えません」と出たのでおかしいなともう一度同じ番号でチャレンジして失敗。2エラーでカードが使用不能になってから初めて気がついて別の番号を押したが時すでに遅しだったのだ。みずほ銀行の画面表示が不親切だ。

 ウインズが開くのを待って払い戻し、それから戻って長野の落天にCDを送り、久し振りにフキ屋でポークソテーとホタテフライランチを食べ、台東中央図書館で佐々木譲の「笑う警官」、高瀬昌弘の「我が心の稲垣浩」を借りて帰って昼寝&「相棒」の再放送を見て、5時からブラ淋の「権助魚」を聞く。マクラで貝原益軒の「女大学」のことをちゃんと調べてきた努力は買うが、ネタに入ると下手過ぎて怒るのを忘れて笑ってしまった。どれだけ笑えるか、4月11日の毒演会の前座をお楽しみに。

 また浅草へ出てヨーロー堂の若旦那&妹を誘ってちゃんと亭でカレーを食べる会。メンバーは他にバカ村君、唐沢俊一先生と劇団の女優、吉河社長、熊谷A子、被告早川、雪椿の若旦那、痴ロリ庵。みな「美味しい!」を連発、それから寒風を突っ切って自転車で帰りましたとさ。
  1. 2009/03/30(月) 23:03:07|
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09年3月29日

 旅疲れ&飲み疲れで9時過ぎまで寝ていた。

 三ノ輪のせんねんそばで温玉ほうれん草セットを食べてから東銀座へ行き来月の歌舞伎座のチケットをゲットする。浅草へ出てウインズで高松宮記念キンシャサノキセキの単5千複1万、マーチSエスポワールシチーの単4千複8千買って帰りに三ノ輪の吉野家で牛丼が昼食、美味いと感じてしまった自分が情ない。家で競馬観戦、マーチSが当ってちょっとの損ですんだのは良かったが、相撲を見る為に払い戻しに行けなかったので残金わずか2千円とは寂しい。

 夜は金竜でレバニラ炒めとラーメン。喜楽湯で温まり、4月1日に「相棒」スピンオフを見る為の予習として「相棒・劇場版」を見ておやすみなさい。
  1. 2009/03/29(日) 23:00:39|
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09年3月28日

 7時半に朝食が運ばれてきた。ヒデジロウは爆睡なので例によって一人で食べる。シャケ、ノリ、タマゴ、漬物にキンピラゴボウ、山菜のみそ汁とシンプル。5杯とは我ながら絶好調。食後にトンネル風呂で温まる。9時にヒデジロウを起せば、いつもは朝まるで弱い朝丘雪路が珍しく朝食を2杯にびっくり。

 勘定をすませ近くのバス停から帰りは天城峠を越えて修善寺へ出て、そこから三島へ、三島から新幹線で東京に戻る。ヒデジロウからあっしが以前使っていた通帳を渡され、なんと残高3万円あったので駅前の銀行でおろそうとするが暗証番号が違っていた為におろせないのは残念でした。

 浅草へ出て最近鴨にはまっているというヒデジロウに鴨南蛮をご馳走する。親子で汁まで完食。ウインズで毎日杯ワイドサファイアの単2千複4千、日経賞ホクトスルタンの単3千複6千買うもどちらもハズレ。三七三に荷物を置き、山谷堀と隅田公園の桜チェックも全然咲いてなくてがっかり。6時からたぬき会、お祭野郎のシコメスキーだけが欠席。二次会はつよしでした。
  1. 2009/03/28(土) 23:57:37|
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09年3月27日

 旅仕度をして7時に家を出る。途中竜泉の立喰いそば屋でアジ・ソーセージ天そば430円が朝食、8時に富士公園でヒデジロウと待ち合わせ、中学入学に備えて長髪を切ったら嘘みたいに精悍な顔が隠されていた。これなら二人で旅をしてもあっしが少女誘拐の変態男に間違えられることはなさそうだ。

 地下鉄で神田へ出てそこからJRへ、今回の旅はなるたけ現金の出費を控えようと自販機にスイカを入れたら何もしないのに130円のキップに30円のお釣が出てきた。ラッキー!

 8:54発の普通熱海行に乗り、熱海から踊り子号で河津まで。バスの時間まで30分あったので駅前の寿司屋に飛び込んで鯵丼を食べる。

 さすがに伊豆、鯵が新鮮で肉厚、1050円は安い。ヒデジロウのしょうが焼丼もボリューム満点。バスで大滝へ行き、前回行った天城荘へ、ちなみにタオルとバスローブは別料金でした。大滝の迫力は相変らず、二つの滝が一つになって滝ツボに怒りを叩きつける感じ、山桜は咲いているし、それ等を見ながら時を忘れボーッと湯につかる。イヤー、極楽ですなあ。

 ヒデジロウは道祖神を祭ってある子宝の湯と30米の穴風呂も気に入ったみたいで2時間遊ぶ。今日の宿、民宿本家はそこから歩いて5分。荷物を置いて河津七滝のうち四滝を見物。宿に戻って夕食は刺身に巨大海老フライ、カニも付いてこれで7500円はお値打。それからヒデジロウと宿の風呂巡り、トンネル風呂が民宿にしてはなかなか。夜はTVで「ルパン三世vs名探偵コナン」を付き合って見ておやすみなさい。星がきれいな伊豆の山奥の夜でした。
  1. 2009/03/27(金) 23:05:04|
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09年3月26日

 コインランドリーで洗濯しながら松屋で納豆朝食、終わって浅草へ出てミスドで一服してからつくばエクスプレスの浅草駅へ。小澤マリア似のハーフっぽい人妻と密会なのだ、エヘヘ。

 ところが肝心の人妻は改札から出ず3才のガキだけがあっしに駆け寄ってきた。実は娘のももに頼まれて彼女の子のゴクウを「ヤッターマン」に連れてゆくのだ。孫の相手なんてジジ臭い。第一あっしはゴクウと数回しか逢っていない。そんなあっしに子供を預けるとはももも乱暴な母親だ。But、ゴクウはむずかりもしないであっしについてくるんだから、血は水よりも濃いってか。

 手をつなぐには背が違い過ぎて疲れる。それで抱いたのだが重い。仕方なく肩車したらあっしの指をギューッと握りしめてきた。肩車に慣れていないな。

 浅草からバスで錦糸町へ、楽天地シネマの招待券1100円を昨日チケット屋で買っておいたのでゴクウの分のチケットだけを買い映画館へ。彼は映画館が生まれて初めてらしく、「ヤッターマン、どこから出るの?」。もー、映画デビューくらい親が連れてけって。例のノーモア映画泥棒のCMを見てびっくりして「あの人、顔が携帯!」って大騒ぎしたりそりゃー大変だったんだから。

 それでもぐずらずに本篇を見ていたのは映画好きのあっしの血か?三池崇史のケレン味たっぷりの演出のおかげかもしれないが。あっし的には「ヤッターマン」には想い入れが何もない分、可もなく不可もなし。ゴクウが電車に乗りたいというので帰りは総武線&都営地下鉄で浅草へ、元のつくばエクスプレスの改札でももにゴクウを渡したら、子守りのごほうびに不二家のピーチネクターを2本貰う。ももに桃を貰ったってか。

 浅草二丁目食堂で遅い昼食はチキン南蛮、菜の花とちくわのおひたしにマカロニサラダ、中ライスとみそ汁。家に帰って明日の旅用に河津温泉の民宿をゲットしてからJRで新橋へ行き、新橋ロマンでロマンポルノ、レイプ特集3本立を見る。「赤い通り雨」は風祭ゆきのロマンポルノデビュー作、典型的なうりざね顔で知的であっしの好きなタイプだった。

 デートのようなインタビューを何度もして気も合ったが、話してみるとあまりにもセレブで個人的に誘う気にはなれなかった。映画はどうってことなし。「レイプ25時 暴姦」は公開時、あっしがその年のベスト1に選んだ作品だ。レイプを繰り返す主人公がホモ3人組に狙われる二重構造が面白く、最後に殺された後で尻を犯され、歯をハンマーで叩き割られてフェラチオさせられるというハードさにもびっくりしたが、今回見直したら脚本が白坂依志夫じゃないか。面白いのも当り前田のクラッカー。

 ヒロインがあっしの青春のマドンナ、山科ゆりでバレリーナの衣装のまま犯されるのも良かった。山科ゆりとも仕事で何度も一緒になったが、どうして誘わなかったんだろう。きっと映画ファンのあっしには、映画スターの彼女はまぶし過ぎたんだろう。なら何故、同じ映画スターだったももの母を口説いて結婚したのか。へへへ、若気の至りって奴でさあ、旦那。

 「地下鉄連続レイプ」は片岡修二監督による見事なクライム・アクション。滝田洋二郎の後輩だが、才能も滝田に劣らず、滝田の次にスター監督になるんだと想っていたのだが、とうとうそのチャンスがなかった。世の中、才能だけじゃ駄目で、その才能をアピールしなきゃいけないのかと想ったら、片岡修二だけじゃなくあっしもそうだった。

 映画館の前にあるラーメン屋北斗で気になるメニューを見つけたので食べてみた。赤だしみそラーメン750円。八丁みそにカツオブシ、大根おろし、白菜にトーフが入っていてみそ煮込みうどんのような味。肉が入っていないのが寂しかった。帰って喜楽湯に入ってさー眠りなさい。
  1. 2009/03/26(木) 23:50:07|
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09年3月25日

 朝飯を食べに浅草へ、やよい軒で納豆朝食を食べてミスド浅草店へ、ポイントカード600点貯まって今日が期限なので吉河社長の愛娘ハナちゃん用にリスのぬいぐるみ、それにあっしの勘定を100円まけて貰う。新橋へ出てステーションバーバーで髪を切り、新宿へ出て紀伊国屋で「小説・太平洋戦争」の2と4を買ったら店員に不思議そうな顔をされた。

 大井町へ出て永楽でラーメン600円、色は毒々しいがのどごしがいい。東銀座の味助が閉店した今、のどごしならここが一番だ。ドトールで毒演会チラシの原稿書きして大井競馬場へ、名古屋大賞典を見てメインの京浜杯は前売を買って家でMXTVを見る予定が、雨の日サービスでゴンドラ席2千円が千円だというので今日は一日競馬をすることにした。

 流されるままの人生なのだ。直線ゴールまで200米地点の5Fがあっしの席、ここが千円とはラッキーだ。名古屋大賞典はスマートファルコン、ワンダースピード、メイショウトウコンを3連単で3.6万買いたかったが、明後日からのヒデジロウとの旅を考えるとリスクは避けねばならぬ。手堅く3連複にしたら3頭でぶっちぎったのはいいが1.1倍だって、トホホ。3連単は3.2倍だったのに、グッスン。

 大井競馬は1R千円ずつチンタラ賭け、もっぱら読書にふけっていたのだが、負けっ放しで勝負モードにスイッチが入った。9Rは4枠2頭で固いと想い、馬連5-6を買おうとしたが当っても配当が低いとがっかりする。そこで馬連、枠連、枠単の3つのうち締切り1分前まで待って一番配当がつくのを買おうとして選択したのが枠単の4-4。ズバリと当ったのは良かったが、枠連より30円も安くなっていた。あっしがあまりにも大金をぶち込んで配当を下げてしまったのだ、って嘘々。でもあっしと同じくギリギリまで待って一番つくやつに大金をぶち込んだ奴がいたんだねェ。ショック。

 夕食は指定席にある萬福食堂のしょうが焼定食750円、これはハズレ、450円の味でした。

 ヒデジロウの小学校卒業旅行をリッチにすべく最終レースに儲かった金を注ぎ込んで勝負に出た。大本命から人気馬と人気薄へ2点買い。

 ゴール寸前まで人気薄が逃げ、それを大本命が捕え外から人気馬が差してきてどっちにしろ当りと想ったら大本命が人気薄に差し返されて3着に落ちタテ目でパー。しまった、3連複か3連単にしておけばよかった!

 でもトータルでは少しだけ儲かったし、生きているだけで良しとしよう、って我が元気いいぞう狂の教えの如く考えることにした。
  1. 2009/03/25(水) 23:44:50|
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09年3月24日

 大阪でのカルト寄席について一言。

 我が元気いいぞうが大阪の客に受けるかどうか、あっしはそれが心配だったので、彼の出番は客席最後方で見ることにした。そこへ目がクリッとして鼻筋の高い、まるでアイドルタレントのように可愛いらしい女性が入って来た。

 彼女、元気先生の歌に笑い転げていたのでプロデューサーとしては面目をほどこしたのだが、トリのあっしの高座では、彼女の笑顔を見ることはなかった…

 つまりは、プロデューサー・快楽亭ブラックは偉かったが、芸人・快楽亭ブラックは元気いいぞうに完敗したということだ。そういえば彼は最近色紙に「生きているだけで、良しとする」と書くが、この言葉は深い。あっしのように欲とか様々な煩悩に悩む人間には、とうてい悟られない。あっしが「キチガイ」とバカにしている間に、元気いいぞうは芸人としても人としても、あっしよりはるか遠い所へ行ってしまっていたのだ。あっしの落語の師匠は立川談志、人としての師匠は市川左団次(この人の生き方は格好良い)だが、宗教の師匠として元気いいぞうを仰ぎ、弟子入りしよう。元気いいぞう狂の信者になろう。

 さて、旅疲れで8時半まで寝ていたが、起きて三ノ輪のせんねんそばでタマゴかけご飯セット、ドトールでお茶して帰ってWBC決勝観戦。途中、何気に手に取ったコウザの魂最新号になんと快楽亭ブラックグルメという特集記事があってびっくり。あっしが行く店を回数でランキングするなんて、お前は堀井憲一郎か。間違いもあったので、いつか教えてあげるね。

 野球は原のヘボ振りにイライラ。決勝戦に限って城島を4番にするから、バットと足で何点損したか。杉内も一人で降ろすなんてもったいなさ過ぎ。9回裏に韓国に同点にされたところでタイムアップ、台東中央図書館で「私本太平記」の2巻を借り、ヒデジロウの養育費を振り込んで土古里で牛丼を食べてから渋谷へ、シネマヴェーラ渋谷の今回の特集は昭和の文豪のエロスのなんたらかんたら。

 舟橋聖一の「帯をとく夏子」は、若尾文子の芸者上りの妾が旦那と別れ自立する決心をするまでのドラマ。初恋の小学校教師が平幹二朗で、若尾が平のアパートに泊るが平はただ抱きしめるだけで何もしないのは、教育者としての節度からなのだが、あっしはホモだからって思ってしまったぞ。もう一本は川端康成の「山の音」、夫の浮気に悩む娘を秘かに愛する義父の話。面白くないねェ。

 終わってすぐに阿佐ヶ谷へ行き、富士ランチでチキンカツランチを食べてからラピュタのレイトショーで「女王蜂の欲情」を見る。

 底の浅いサスペンス、ありえない展開で最後は大蔵貢の好きなハッピーエンドになる。

 先週の「淫紋」と同じ内田高子主演なのに映画としては天と地ほどの開きがある。浅草から自転車で帰ってバタンキューでした。
  1. 2009/03/24(火) 23:06:03|
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09年3月23日

 朝起きたら男の態度が変っとったじゃなくて「小説・太平洋戦争2」がなくなっていた。

 まだ半分も読んでいないのに。今日の青春18きっぷでゆっくり帰る道中用に買ったのに。

 昨日の阪急電車の中に忘れてきたんやろか。大ショックであります。

 いつものレストランで京のおばんざい、茶がゆ3杯にオレンジ9切れ食べ8時50分にチェックアウト。ホテルの前にバスが止ったのでグッドタイミングと飛び乗ったら京都駅行きではなかったので五条西洞院で下車、重い荷物を持って京都駅まで歩く。

 京都発9:31の新快速で米原へ、10:30発の大垣行に乗り換え、11:10新快速豊橋行。豊橋で稲荷寿司を買うも12:47発浜松行はロングシートの普通の電車なので食べられず。浜松からの興津行も電車なので一電車見送ってホームで昼食、13:50発の興津行に乗る。15:30熱海行、16:36東京行と乗り継ぎ東京着が18時30分ちょっと前。9時間の旅でした。浜松で一電車乗り過ごさなかったら8時間40分、前回の京都行きと同じ時間になる。今度は早起きして一日でどこまで行けるかチャレンジしたいものだ。

 帰ってきたのが7時前、吉河社長に電話したら晩飯を誘われて浅草の幸楽へ行き、飲んで喰って9時過ぎまで、帰ってお旦桑田に昨日の話を聞く。あっしはまさやでしっかり親子丼を喰ってたって。美味いものを喰った記憶が欠落するとは情けないし、おごってくれた人に申し訳ない。反省。
  1. 2009/03/23(月) 23:50:51|
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09年3月22日

 朝起きたら男の態度が変っとったというのは小林万里子の歌だ。朝起きたら雨が降っていた。風呂に入ってさっぱりし、7時過ぎにチェックアウト。梅田駅前の宮本むなしでソーセージ目玉焼定食を食べコインロッカーに荷物を入れて阪神競馬場へ行く。

 B指定席をゲットして競馬をするも勝負モードにスイッチが入らず、昼食はシルバーのランチ1300円、海老フライ2本にハンバーグ目玉焼乗せ、ハムとサラダ。高いが海老フライが美味く納得の味。トントンでメインレース、阪神大賞典はアサクサキングス、スクリーンヒーロー、オーケンブルースリの3連複を23300円、スプリングSは枠連1-6を3300円、馬連2-12を3千円、ワイド2-12を12800円の勝負。中山のワイドが当ってトータル2万ちょっとの損、ま、一日楽しんで夢を見れたし良しとしよう。

 競馬場から1時間ちょっとで粉浜のまさやに着く。鳥わさから始まって焼鳥、唐揚で焼酎を飲んでお旦桑田、堀口のブラック団大阪支部重鎮2人と飲んでいるうちに記憶をなくす。果して親子丼は食べたのか?気がついたら常宿のサンルート京都で寝てました。
  1. 2009/03/22(日) 23:23:50|
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09年3月21日

 昨夜打ち上げでしこたま飲んだのに、バス出発時に1回、深夜1時の足柄サービスエリアで1回のトイレ2回ですんだのは良かった。

 7:20大阪着、その足でナンバへ行き、いつもの定食屋、ザめしや21で豚汁定食410円、ドトールで昨日の競馬チェック、浦和は当るも高知はヴァンクルタテヤマ5着にも入らず。

 資本配分を間違えたね。ウインズ道頓堀へ行って中京1Rを手堅く当てて気分良くトリイホールへ。ブラック団の堀口氏がなだ万の弁当を差し入れてくれたので昼食にいただく。

 さすがに美味い。この人は舌がおごっている。いつもより1時間早く1時から毒演会。

 一席目「権助魚」の中にぽんぽ娘ネタを入れてバカ受け、いいネタを教えてくれた大本営八俵に感謝。二席目「山崎屋」、昨日より巧くなっていないのが困りもの。仲入り後は「雛鍔」、前半が演っていてかったるい。そこにくすぐりが2つ3つ入れば爆笑ネタになるのに。トリは「イメクラ五人廻し」。

 3時20分に終演なのでウインズへ飛んで行き中京ファルコンSスパラート、中山フラワーCマジックシアターをそれぞれ単2千複4千買う。中山が当り、ついでに中京と阪神の最終Rをやって1勝1敗、インディアンカレーを食べて楽屋に戻る。

 夜の部のカルト寄席は、去年秋の川柳・ブラック二人会以来の大入り。トップ元気いいぞうのおバカ芸に、目がクリッとして鼻筋の高い美女が爆笑していて嫉妬を感じてしまった。次の小林万里子、久し振りに見たが歌手というよりお笑い芸人のようになっていた。But、長過ぎたのと、客に関係のない個人的な恨みのネタをだらだらと語るのは困りもの。

 仲入り後は脱力系漫談のテント、あっしはトリで「道具屋」。ここでも中にぽんぽ娘ネタを入れたぞ。本日の打ち上げは出演者プラス文福・ぽんぽ娘師弟、美人お茶子の青木嬢とお旦桑田。ほとんどが芸人なのに文福師弟が打ち上げでネタをするのにだれる。五代前が直立猿人の和歌山県出身者は、仲間と客の区別がつかないのだ。今夜の宿はサンルート梅田でした。
  1. 2009/03/21(土) 23:25:26|
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09年3月20日

 あっしの落語会だというのに今日もまた雨、天はどこまであっしをいじめるんだと想ったら朝のうちパラパラときただけでじきに止んだのは良かった。ようやくあっしの心にも春が来るか?

 浅草へ出て松屋で納豆朝食を食べ、ミスドで原稿書きして外へ出ればアチャー、また雨が降り出した。おかげであっしの心も冬に戻っちゃったぞ。雨の中を水道橋へ出てオフト後楽園で浦和の桜花賞、ネフェルメモリーとモエレエターナルの馬連を1.8万。高知の黒船賞、フェラーリピサとヴァンクルタテヤマの馬連3万買って浅草へ戻る。久し振りに老舗喫茶店ハローで日本映画専門チャンネルの原稿書き完成、歌舞伎座出勤前の中村蝶紫とお茶をして別れ松が谷のときわ食堂で魚フライとコロッケランチ500円、小鉢が3つも付くも不味かった。

 帰ってWBC日韓戦を見て夕方に出勤、天気がピーカンになって気分は再びハイになる。

 大黒家の天丼付きの落語会、お客さんの入りはまあまあ。出血大サービスなのでもっと入って欲しかったが、ここ数日の三七三とちゃんと亭の入りを見たらぜいたくは言われない。ブラ淋と共に店長にシステムを聞き、まずお客さんに天丼を食べてもらい、それから落語という確認をしたのに、あっしが楽屋でゲストの寒空はだかと話しているうちに気になって客席を覗くと、お客さんが数人座っている。だから最初に1階へ行って天丼を食べてもらうんだって。台東区会議員、民主党の成沢なにがし並の与太郎だと改めて想う。

 一席目は「山崎屋」、楽屋用の天丼を頼み忘れたのであわてて頼み、はだか先生の出番の間に食べ終わる。二席目は「犬の目」。今日はこのまま夜行バスで大阪へ行くので打ち上げはしないつもりだったが、お客さんが大勢あっしの出待ちをしてくれていてはそうもいかない。三七三で10時頃まで。お旦高島は照さん、被告早川とつよしへ行くと言うので別れたが、これでつよしへ顔を出せば受けるだろうなと、ささやかな笑いを取りにつよしへ寄って水割2杯飲めば、女将さんが明日のおめざにとカットフルーツをくれる。クー、なんてやさしいんだ。銀龍、ままや、三七三、ちゃんと亭の女将さんもこのやさしさを見習ってほしいぞ。

 東京駅23:30発のドリーム号で大阪へ出発、バス代8610円也。
  1. 2009/03/20(金) 23:02:40|
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09年3月19日

 朝から浅草へ出てやよい軒で納豆朝食、日本橋へ出て丸善で旅用に山岡荘八の「小説・太平洋戦争2」と「3」を買い東京駅で明日の夜行バスのチケットをゲットして帰る。家でWBC、日本対キューバを見ながらコインランドリーで洗濯、あとは相撲を見て終わって喜楽湯に入る。

 それから阿佐ヶ谷へ、久し振りにラピュタのレイトショー、<幻の官能女優特集>で内田高子主演の「淫紋」を見る。北陸を舞台に、鼓の名門の家の寝たきりの長男のところへ金のため嫁いできた女が次男と恋に堕ちるが、というピンク映画とは思えない骨太で文芸大作っぽいストーリー。今井正監督で嫁が佐久間良子、夫が木村功、弟が中村賀津雄で見たかった。露出もほとんどなく、よくこれが成人映画になったもんだと驚いた。

 開映前に雪椿の若旦那と小金井市役所の凄腕部長小股氏(この間、課長って書いたら本人から「俺はもっと偉い」と抗議があった)の二人が登場、ラピュタの上のレストランで食事してたんだって。部下に慕われている人情部長は家が山梨なのでレイトショーは見ないで帰り、若旦那は見ていったが、遅いので上映終了後は清く別れまっすぐ家に帰りました。めでたし、めでたし。
  1. 2009/03/19(木) 23:58:58|
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09年3月18日

 6時半に家を出て浅草へ、吉野家で牛丼を食べてから六本木へ。今日は3ヶ月に一度の定期検診なのだ。

 8時前に心臓血管研究所付属病院に到着、今日は事前に何の検査もなくいきなりの診察、血圧は120-70と大安定、次回に久し振りにCTスキャンをすることになり、今日は検尿と採血して帰れだって。ウーン、診察後にあったのか。オシッコは少ししか出ず、多分アルコール臭いぞ。採血はここは血管の専門家が集っているだけあって痛くないのだが、気持のいいものではない。診察代と薬代で14750円也。

 それから東銀座へ出てドトールで原稿書きしてから栃木のマドンナ成美様と待ち合わせ。今日は二人で新橋演舞場で沢潟屋一門の「独道中五十三次」デートなのだ。2年前の中日劇場公演ではがっかりさせられたが、歌舞伎ファンになって間がない成美様なら楽しんで貰えるだろうと誘ったのだ。

 一幕目が終わって近くの藩へ行ってランチ。あっしはタラの照り焼。不味かった。

 成美様はおぼろ昆布うどんと高菜ご飯。宙乗りあり本水を使った立ち回りに早替りショーと楽しいが、あまり客席が沸かないのは今日の客の感度がにぶいのか。それに市川右近が十五役を演じるのはいいが、肝心の主役を市川段治郎に譲っているのが間が抜けている。

 この芝居はカリスマ役者のワンマンショーにしないと意味がないのだから。

 終演後、隅田川近辺を散歩、元水戸屋敷跡、枕橋、吾妻橋と「文七ぶっとい」の舞台になっている場所を案内しながら今日もちゃんと亭へ。まぐろ中落ち、鳥唐に水炊きでショーチュー水割を飲み続ける。成美様が隠れ巨乳だったのを発見、知的で美しくて巨乳って、神様はよっぽど成美様に贔屓したんだね。この女性の唯一の欠点はあっしのファンだということか。

 あの天才料理人、ユメスケ師がキウイの贔屓であるように、人間誰でも一つは欠点があるのね。成美様の美しさを独占したせいかいつになく酔っぱらい、彼女を送ってから自転車で帰ったが、転ばなかったのが奇跡でした。
  1. 2009/03/18(水) 23:02:55|
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09年3月17日

 陽気が良くなると早起きになる。我ながら原始人のような性格だ。

 8時前に家を出て浅草へ、やよい軒で今朝は目玉焼&ソーセージ朝食。ミスドで日本映画衛星放送の原稿書きしてJTBの開店を待つ。今週末の大阪の元気いいぞうのチケットを取る為だが、3連休で安いホテルの空室なしだって。残念。浅草世界館で「老人と美人ヘルパー・助平な介護」「奴隷」「マニアレポート・剃毛と制服」の3本立を見る。SMチックな題名の後2本が目当だったが3本共どうってことなし。

 千束通りのハナマサで和風ステーキを食べる。安いだけあって肉が悪い。帰って家でゴロゴロ、夜になってラピュタ阿佐ヶ谷のレイトショーへ行く予定もその気になれずボーッとしていたら吉河社長より待ってましたの誘いの電話にすぐにちゃんと亭へ直行、銀むつのみそ焼、鳥唐に水炊き、締めはラーメンのいつものコース。浅草で社長と別れ一人で鶴の湯に入って早寝しましたとさ。
  1. 2009/03/17(火) 23:59:59|
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09年3月16日

 早朝よりWBC、日本対キューバを見る。

 なんとも大味でつまらない試合。終わってすぐに荒川税務署へ確定申告に行く。今日は突っ返されなかった。その足で浅草へ出てやよい軒で納豆朝食を食べてから歌舞伎座へ、「元禄忠臣蔵」の通しを見るのだ。

 「江戸城の刃傷」、いきなり出てきた片岡進之介が下手過ぎて雰囲気をぶち壊す。「最後の大評定」、こちらも岡島八十右衛門役の市村家橘が下手、古典と違って新歌舞伎の方が巧劣がはっきりわかる。「御浜御殿」は29年前の12月に、孝夫時代の仁左衛門のこの芝居を見てあっしが歌舞伎ファンになった想い出の演目。仁左衛門は29年前と変らぬ若々しさに芸が円熟してきて文句無し、日本一とはこの人のことを言うのだろう。今回が二演目の染五郎の富森助右衛門も前回より芝居心が増して結構でした。今年のベスト1と言っておこう。

 昼の部と夜の部の間が30分もない。この間に元祖札幌家へ行きみそラーメンと餃子セットを食べ再び歌舞伎座へ。3階3列49番は前に何もないので足が伸ばせるのがいい。夜の部は一幕ごとに大石内蔵助役が替わる。「南部坂雪の別れ」は団十郎。情があって辛抱強い内蔵助だが、片岡我当が下手でぶち壊す。この人に仁左衛門を継がさないで本当に良かったと実感する。

 「仙石屋敷」では仁左衛門の大石、大目付からの質問にスラスラと答え相手を感動させる知の内蔵助だった。いつかこの人の大石で「元禄忠臣蔵」の通しを見たい。「大石最後の一日」は幸四郎だが、この芝居のヒットは福助のおみの、こんなに激しくて可愛いおみのを見たことがない。幸四郎は昼の部も1ヶ所あったが、この芝居のラストの一声でも歌舞伎を離れ「ラ・マンチャの男」の発声になってしまっていた。

 都営に乗って大急ぎで浅草へ戻り、三七三へ。吉河社長と待ち合わせているのだ。土日に名古屋を2往復して昨日は夜7時に寝てしまったそうだ。11時まで飲んで解散。

 P.S.
 久し振りに娘からTELあって、来週孫のゴクウを連れて映画に行くことになってしまった。ワァー、ジジ臭い!
  1. 2009/03/16(月) 23:56:49|
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09年3月15日

 あっしはよほど強い星の下に生まれたらしく、あっしの人生はドラマチックで信じられないことがよく起きる。But、あっしは自分の強運を信じられないのでいつもチャンスを逃してしまうのだ。

 一昨日の夜、梅の湯へ行った時、1番の下足箱が空いていてあっしを呼んでいるようだったのでそこへ靴を入れた。翌日の中京記念で1番を買うので縁起がいいと想った。ロッカーは18番が空いていたのでそこを使うことにしてまず下足札を入れた。いつもは表向きに入れるのがこの日に限って裏向きに入れてしまった。つー事は明日の競馬は裏が来る。1-8じゃなくて8-1か。馬単を買おうと想い帰って新聞を見れば8番サクラオリオンはあまりにも人気がなく、来る筈ないかとやめてしまった。

 今朝、目覚めてTVをつけたらいきなり中京記念の結果をやっていて8-1で22310円。アチャー、神様が教えてくれたのをまた無視しちゃったよ。

 中山競馬場へ行ったが、こんな日に勝てる筈もなくボロ負け、帰って吉河社長を求めて三七三へ行くも社長どころか他に一人の客もなし、不景気を実感してしみじみ飲んで帰りましたとさ。
  1. 2009/03/15(日) 23:14:44|
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09年3月14日

 如何なる天魔が魅入りしか。今年は全くついていない。1月の木馬亭の毒演会は大雨で客の入りがさっぱりだったが、今日も夜中から強風に雨、予報では午前中で雨が上がる筈だったのが、年寄りの小便みたいにいつまでもやまない。ブラ淋の落語会の日、予報は雨だったが当日は晴天、天がブラ淋を許したと想い、客の入りが少なくとも破門は許してやろうと決めたが、その説でいくと天はあっしに罰を与えているのか。

 とりあえず雨の中を自転車で浅草へ出てせんねんそばで温玉ほうれん草セットを食べ、ウインズで中京記念ヤマニンキングリーの単1万複2万、阪神スプリングジャンプ、3連複2-5-6を6千買って楽屋入り。案の定寂しい入り。今年はトンデモを含めて木馬では1勝3敗と負け越しているのがつらい。スーパーみたいに雨の日は半額セールでもやろうか。

 久し振りにブラ淋の「小町」の後で「大安売」、それから「髪結新三」を長講1時間、前半はもたついたが、後半になってやっと調子が出る。大阪ではもっと巧く出来るだろう。

 うーん、いつもなら名古屋で完成するのだが、楽がなくなったのがつらい。仲入り後は「押しくら」と「イメクラ五人廻し」、安定の出来。お客さんは少なかったが打ち上げの人数は多い。あっしが宣伝しているせいでみんなちゃんと亭のカレーが食べたいのね。B子が恐怖の与太郎マン、布施君を連れて参加、熊井啓監督の助監督をやっていたという男性とその彼女が初参加、鳥の唐揚げ、みそちゃんこにカレーライス。どれも美味い。

 みんな飲み足りないらしく、二次会で三ノ輪に流れ、あっしはお旦早川を連れて今日来ると言ってまたも裏切った中根妻の店、ハノイハノイに行くも夫は出て来ず、むなしく帰って寝る。
  1. 2009/03/14(土) 23:11:57|
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09年3月13日

 二日酔い、それでも9時半頃起きてまずは三七三へ自転車を取りに行く。ついでに山田うどんでソーセージ天と春菊天そば、春菊天が揚っていなかったので、揚げたてをそばの中に入れてくれた。おっと、照さんちの常連だった超セレブにしてB級グルメの広瀬社長のようなことをしてしまったぜィ。

 今日こそは確定申告をすまそうと1階の部屋にこもる。収入が少ないと計算は楽だ。ちょこちょこっとやっつけて胸を張って荒川税務署へ出しに行くも突っ返された。税金を10%で計算して出したのだが、あっしのような低額所得者は5%なんだって。なんだか貧乏人の烙印を押されたようで寂しいなあ。

 帰りに銀龍へ寄るもショックでホイコーローかなり残す。もう一度計算し直す気力なし、それより今夜から明日まで雨だというので、明日の毒演会に備えて木馬亭まで着物とDVDを運び、3時からはテレ朝で2時間ワイドの再放送を見る。水上バス、浅草、落語、大衆演劇とあっし好みのミステリー。ギャンブルに狂い多額の借金を抱え、本を出版し犯人を脅した為に毒を飲まされ高座で死ぬ落語家役で林家しん平が出ていた。この役はあっしの方がズーッとリアルだったのにねェ。

 雨の降る前に夕食&入浴をしようとチャリを転がしているうちに浅草へ、浅草二丁目食堂でメンチカツとしめさば、タケノコ煮に大ライスとみそ汁、痴ロリ庵がいるかと鶴の湯へ行けばカマ掃除とかで休み、仕方なく梅の湯に入り出たら楠美津香が娘とやって来た。

 昔は美人とは想わなかったが、いい歳のとり方をしているねェ。帰って「髪結新三」の稽古しておやすみなさい。
  1. 2009/03/13(金) 23:08:56|
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09年3月12日

 確定申告は我等売れない芸人にとってはボーナスのようなものだ。But、去年はあまりにも収入が少な過ぎて、還付金も少ないから申告しようという気にならなかった。けど雀の涙程の還付金でも無いよりはまし、例の生活給付金よりは多いんだからまじめにやろうと申告用紙を持って家を出た。

 浅草へ行きやよい軒で納豆朝食を食べてから神保町へ、映画を見る前に書類を書き込もうとするも、肝心のところで大ミスをしてしまい、明日税務署へ申告用紙を取りに行くはめになってしまった。残念無念。

 神保町シアターで「女房族は訴える」を見る。佐野周二の中間管理職が、柳家金語楼重役の浮気の尻ぬぐいをしているのを家族に浮気していると勘違いされ、というサラリーマン・コメディ。家族が男対女に分かれるのがおかしくもリアルだった。新宿へ移動して長春館でカルビクッパを食べ、新宿バルト9で3時30分から「ジェネラル・ルージュの凱旋」を見る。

 この時間帯は1200円なのだ。医師とメーカーの汚職とそれに関する殺人事件と、前作に比べて謎がみみっちいのと、阿部寛の役人が前作よりずーっといい人になっているのでつまらなく、2度も眠ってしまった。今年のワースト1。もう1本「チェンジリング」を見ようとしたがやめて浅草へ戻り三七三に寄って吉河社長に電話したらすぐ来るとのこと、二人で2時間ほど飲んでおしどりへ移動、バナナショーで盛り上がっておしまい。
  1. 2009/03/12(木) 23:06:23|
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09年3月11日

 久し振りに日暮里ホテルサニーの喫茶室で西京焼弁当、そのまま「髪結新三」と「五人廻し」の稽古をするも、毒演会までにこの二席をパーフェクトに演じるのは無理だと悟った。「五人廻し」は20日の大黒家にしよう。

 それから新宿へ、水曜はテアトル系が1000円なのでテアトル新宿で「罪とか罰とか」を見るのだ。これが予想外の面白さ。段田安則の中年男が主人公のようにナレーションが入るが、その段田があっさり死んでしまってからストーリーが始まるというスッとぼけて人を喰ったオープニングにまず受けた。三流アイドルが一日警察署長になって起る騒動を、間をずらした予想外のギャグの連発でともかく笑わせる。今のところ今年のベスト1、もっとも邦画の新作は4本しか見てないんだけどね。ちなみに他の順位は「ポチの告白」「少年メリケンサック」「禅」。

 久し振りに王ろじでカツカレーが食べたかったが休みなので桂花ラーメンでターローメン。丸ノ内線、東西線、総武線、京成線と乗り継いで船橋競馬場へ、メインのダイオライト記念はフリオーソの2着争い、JRAの馬が良く見えなかったので地元船橋のルースリンドを相手に馬単を2.4万買えば、フリオーソが逃げルースリンドは後方から2角過ぎに一気に仕掛けるも、先頭に立たず3番手で押えてしまった為、直線伸びず5着。あのまま先頭に立っていれば2着はあったのに、岩手から出稼ぎに来た菅原騎手のバカ!

 岩手出身のB子は可愛いが(昨日だけかもしれないが)岩手の騎手はきらいだ。帰ってスパイスボールでチキンカレー、喜楽湯に入り「髪結新三」の稽古をしておやすみなさい。
  1. 2009/03/11(水) 23:02:56|
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09年3月10日

 浅草へ出てやよい軒で納豆朝食、それからミスドで4月30日に上野広小路亭でやることになった落語会のチラシの原稿書き。あっしの他に左談次、談之助、坂本頼光、元気いいぞうの5人だったが、この日は木曜なので歯医者の抜志先生も呼ぶことにした。メンバーは計6人、「六人の会」という題名にしたら小朝たちの会と間違えてお客さんがわんさと、来ないか。

 帰って4月の毒演会のチラシ印刷、ついでに春駒で昼食、刺身と肉豆腐。午後は堤柳泉でさっぱりしてからお茶の水へ行き、神保町シアターで「大安吉日」を見る。小林桂樹の三流経済誌の社長が財界の黒幕に認められ出世するサクセスストーリー。黒幕の柳永二郎に情があり、成瀬巳喜男の「銀座化粧」と並ぶベスト演技。

 終わってB子と近くの駒忠へ行く。遅れてB子の上司、ハゲ谷君もやって来て3人で飲んだが、いつもと違ってB子が可愛いのだ。

 彼女は女王様キャラだ。酔って瀬々敬久監督に「お前の映画はつまんねーんだよ!」と灰皿(ビールの空瓶説も有)を投げたという酒乱伝説を持つ。あっしの前では決して乱れないが、昨年1月の毒演会の打ち上げでお客さんが全員帰り、二人っきりになって、あっしと別れて一人になった途端酔いが回って地球と激突、通りがかりの若者に近くの浅草病院(「痛い」と言って駆け込むと「遺体」になって出て来る)へ運ばれたこともあった。

 そんな彼女が、神保町シアターの従業員の人間関係のもつれによって自我が崩壊し、なんとも弱々しいキャラになってしまったのだ。それがなんとも新鮮で可愛らしい。知り合って3年半、きれいだと想ったことはあっても可愛いと想ったのは今日が初めて、どんな仕草をとってもハゲ谷と二人、39才の女に「可愛いー!」を連発してしまった。

 真性M男のハゲ谷はしかし自分を叱ってくれないB子では物足らないらしく「元に戻ってよ」を連発していたが、あっしにとっては大歓迎だ。北東北の女は寒さに耐えるMこそが本性なのだ。それがB子の場合、上京して入った会社の上司が赤ん坊のような男なので、母親のように叱咤激励しているうち、Sの仮面をかぶり、世田谷区のアパートの一室で猫を相手にしている時しか弱く寂しい本当の自分を見せなかったのが、今日はたまたま他人の前で本当の自分を見せてしまったのだろう。

 ホモの世界ではネコがタチに変わるのを「どんでん返し」と言い、落語の世界ではつまらない奴、下手な奴が急に面白くなったり巧くなったりするのを「化ける」と言う。B子にどんでんが来て、化けたのならうれしいが、一日で元へ戻るかどうか。14日の毒演会で再会するのが楽しみだ。
  1. 2009/03/10(火) 23:36:21|
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09年3月9日

 コインランドリーで洗濯しながらせんねんそばで納豆ご飯朝食。長野の落天にDVDを送った後、ヨーロー堂へDVD、CDを届けなかむらでタケノコ炊き込みご飯とさわら西京焼、煮付に何故か焼おにぎりが1コ付いた昼食を食べ、台東中央図書館で佐藤忠男の「意地の美学-時代劇映画大全」を借りて40日振りに注文があった新宿ミュージックテイトへCDを届ける。20枚だけどね…

 ミスドで読書をしてから阿佐ヶ谷へ、ラピュタで「サラリーマン十戒」を見る。どうってことのない東宝サラリーマンもの、小林桂樹のスーパーサラリーマンがCMモデルを選ぶシーンで小林桂樹が二役で登場、山下清のそっくりさんをマイ・パロディして笑わせる。

 映画が終わったら若い男性から「清澄での『権助魚』面白かったです」と声を掛けられた。

 ホープ軒で中華そばを食べて帰ろうと思ったらオヨヨ、店がつぶれていた。不況だねェ。

 仕方なく味丸で札幌みそラーメンを食べるも美味くなし。帰ってWBCの日韓戦を見て、安達先生から送られてきた新刊「色悪党」を読破、復讐ものなのに何故かコミカルなムードが漂うのは主人公に松澤デブ社長をだぶらせてしまったからか。ついでに数年振りに「髪結新三」を演ろうと稽古する。我ながら数年前とは数段、人物の描き方が巧くなっている。というか昔は下手なのにこんな大ネタをよく演ったなと我ながら呆れた。
  1. 2009/03/09(月) 23:33:21|
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09年3月8日

 6時前からまず内風呂へ行って頭を洗い、それから大露天風呂へ、宮田氏以外全員集まる。みんな露天風呂が好きねェ。ギャルが2人入っていたが、すぐ出てしまう。朝食はせこい。最近泊った宿の中では最低と言っていい。口惜しいのでもう一度露天風呂へ、お旦高島から「女は朝食タイムだから誰もいませんよ」と忠告される。確かにそれはいえるが…

 やはり一人も入っていない。粘ること40分も誰も入らず、風岡氏に「もう上がりましょう」と言われ上がったらすれ違いに2人のギャルが。うーん、もうちょっと粘ればよかった。今日はついていない。競馬で負ける予感が。

 宿のバスで水上駅まで送ってもらい、駅でひまをつぶすこと1時間、11:02発の上野行に乗る。車中はまた宴会、お旦早川とタクシーで浅草へ行き、幸楽でチヂミ、ノリ巻、レバ刺で一杯、弥生賞の直前にウインズへ走りロジユニヴァースとセイウンワンダーの馬連1.5万、ワイド46600円買うもセイウンワンダー伸びず。

 ウーン、お旦早川と一緒の時に競馬をやるとこれで2戦2敗、彼のツキのなさがあっしに伝染するのか?

 帰って即寝る。目が覚めると9時前、吉河社長より9時に三七三で待つとの留守電が入っていたので、寝巻のまま出掛ける。11時くらいまで飲んだかしら。
  1. 2009/03/08(日) 23:31:20|
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09年3月7日

 朝食は昨日スーパーで買った稲荷寿司、浅草へ出てミスドで競馬の研究をして朝イチでウインズへ、チューリップ賞ブエナビスタの単36900円と3-5を馬連2千ワイド4千、オーシャンSアーバニティの単2千複4千買ってから上野駅へ、今日はブラック団の混浴露天風呂ツアーなのだ。

 参加メンバーは高島、早川両お旦に風岡、豊泉、宮田の3氏とあっしの計6人。10時発の特急水上で水上へ行き、そこからバスで宝川温泉へ、着いてすぐ昼食にうどんを食べ、チェックインして2時に最初の入浴、います、います、ギャルが。But、腰にバスタオルを巻いたいわゆるひとつの軍艦巻きだが。

 部屋に戻ってレース観戦、ブエナビスタは1.1倍もアーバニティの単6.2倍、複2.5倍がうれしかった。今日も負けないで良かった。気を良くしてもう一度入浴。それから食事、山菜と川魚、締めは熊汁と五穀米。それからまた入浴、遂に軍艦巻きじゃなく、小さなタオルで前を隠すだけのギャルを発見、ちょっと太目だったが許すぞ、混浴はこうでなきゃあね。

 部屋に戻ると早くから飲んだせいでもう寝ている人が二人、ならばとみんなで早寝も夜中、あっしが目を覚ます度に隣りに寝ていたお旦早川が眠れずに物想いにふけっていた。もうすぐ小菅に引越すとなると眠れないものなのね。

 「だから刑事じゃない、民事だから小菅には行かないって」と当人は申しておりました。
  1. 2009/03/07(土) 23:28:27|
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09年3月6日

 3時過ぎに目覚めた。そういえば夜中にドバイからの生中継でウオッカが走るんだっけと思い出しTVをつける。ウオッカ絶好の3番手でインをぴったり回るも直線で前が開かずに脚を余して5着、それから眠れなくなる。6時前にやっと眠れたが、見た夢が酷かった。

 あっしが落語会の楽屋に足袋を忘れたので取りに戻ったらニューハーフショーをやっていて、椿姫彩菜に惚れられた。彼女だったらきれいだから男でもいいかとその気になったらそれが罠で、あっしはスカトロホモショーに出演させられ、他人の前で浣腸、脱糞させられた後、大勢の男たちに体を触られまくった。男たちの中には梅津栄もいた。脱糞の感覚があまりにも生々しく、目覚めてすぐにお尻チェックしたら、寝ウンコしていなかったので安心したが、それにしてもおぞましい夢で、目覚めてもしばらくはショックで起きることが出来なかった。

 おまけに雨で気分はブルー。昨日ブラ淋が持ってきた高そうなイチゴを朝食にして雨の中を浅草へ、浅草新劇場で3本立。久し振りに「東京流れ者」を見る。

 気障すぎるセリフとケレンばかりのセット、好きじゃないねェ、鈴木清順は。大映オールスターの「続次郎長富士」、勝新太郎の森の石松が斬られても傷もつかなきゃ血も出ない。

 あの頃の時代劇って歌舞伎よりも嘘っぽかったんだねェ。お目当の「喜劇 駅前弁天」は未見だったがこのシリーズには珍しくギャグが冴え笑った、笑った。外へ出るとひどい降り、温かい物が食べたくて土古里でカルビクッパ、ミスドでお茶をして中野へ、ひまつぶしにブロードウェイ3Fのはる屋に寄ったら探していた山本荘八の「太平洋戦争」があったので大人買いをしたかったが金欠なので1巻だけ買う。この人の「明治天皇」を読んで反米主義の人だったんだなと想い、その人が太平洋戦争についてどう考えていたのか、読みたかったのだ。

 バカちゃんと二人で力士へ行く。付き出しの肉団子の美味さにバカちゃん「オッ」と声を出す。力士だけに、つきだしがうまいでしょう。雪椿の若旦那もやって来て、カツオ叩き、大豆唐揚げ、馬刺にみそちゃんこ。バカちゃん、お姉さんの命令で聖教新聞をとらされたそうだ。9時に解散して帰り早く寝る。
  1. 2009/03/06(金) 23:36:03|
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09年3月5日

 7時過ぎに春のような明るい陽ざしで目覚める。おっと、春だったっけ。気分爽快、今日はいい事あるような気がする。当り、午前中指定の新作DVDが9時に届いた。待たされるのがきらいなあっしとしては超ラッキー、おまけにパッケージデザインもあっしを受けさすものだった。さすが梅香庵、文章書かせればつまらないが、デザインはいいぞ。

 松屋で納豆朝食の後、DVDを新宿ミュージックテイトへ届ける。日暮里に戻ったら11時15分、今日は気分がいいから久し振りに入谷のさいとうで昼食にしようと行ったら、最初の客が入った後で行列が出来ていた。30分は待たされそうなのであきらめ浅草へ出てなかむらでまぐろの漬け丼を食べ、ミスドでお茶をして帰る。

 吉原の堤柳泉へ行けばボイラーが故障で5時からだって、仕方なくまた浅草へ出て蛇骨湯に入る。帰って昼寝、5時から久し振りにブラ淋に「権助魚」を稽古してからちゃんと亭へ行き、一人で1時間つないでいると吉河社長登場、いつもの鳥唐揚げにつぼ鯛焼、ポン酢ちゃんこ、締めのラーメンをおかわり君、二人で良く飲み喰った。ついでに言うと先日作った新作落語の命名権、商談成立、5月の毒演会でネタおろしすることになりました。
  1. 2009/03/05(木) 23:31:41|
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09年3月4日

 雪が積もっているかと思ったら全然そうじゃなくてがっかり。5時に目覚め眠れぬうちに新作落語を想いつき、落ちまで出来てしまった。我ながらバカバカしくくだらない出来。

 登場人物が全部あっしの周囲の人間という私落語のようでいて、聞いているうちにある落語のパロディだとわかるフェイクネタ。あっしの作品では「七度狐」に近い。次のトンデモまで待てない。早く演りたい。一番最後に出てくる登場人物を考えているうちに、吉河社長が以前、金を出すから落語会に自分の会社の名を入れてくれと言っていたのを想い出した。ならいっそ、吉河社長を登場させ、その時に彼の会社のCMを入れ、落語の題名を彼の会社名「ガマダス」にする、新作落語の命名権を売ることを想いついた。木曜に会うので相談しよう。

 また寝直して9時半に起き台東中央図書館へ、吉川英治の「私本太平記」に「円生全集・10巻」を借りる。ミスドでお茶、公共料金を払って並木藪で鴨南蛮そばを食べる。1800円に値上げしていたがさすがに美味い。But、健康の為に残ったつゆをそば湯で割ったら途端に味気ないものになった。不健康でもいい、最後まであの美味いつゆを飲んだ方が良かった。

 一度家に帰ってから渋谷へ、先日夕刊フジの萩原記者に貰ったイメージフォーラムのピンク映画特集の招待券を持って見に行けば、なんとブラ淋がいた。先日もユメスケ師、いわみ先生と待ち合わせた場所に現れたり、ストーカーみたいな奴だ。

 「ブルーフィルムの女」はあっしが落語家になった直後、上野駅前の映画館で見た記憶がある。後ろの客の勃起したロセンがあっしの尻に押しつけられたのをはっきり覚えている。

 といってもそいつはホモではない。実はあっしの勃起したロセンも前の客に当っていた。

 場内満員で立ち見、ロセンも立ち見、それだけピンク映画に人気があった時代だったのだ。今回見直したら、フィルム状態が良くちゃんと映画になっていたが、物語に起承転結がないのは向井寛の演出力のなさか?

 山本晋也監督の「特殊三角関係」は新婚サラリーマンが愛人と二股生活をしているうち新妻と愛人が仲良くなった為にやり過ぎて死んでしまうというブラックコメディ。まあ面白いが山本晋也にはもっと面白い作品がたくさんあるのに、今回の特集、通が選んでいないので作品数は多くともこれという傑作が少ないのが難だ。

 日暮里へ戻ったら雨が強く降っていたので雨宿りを兼ねて又一順で五目やきそばを食べて帰る。夜中1時半に目覚め子守唄代りに「大工調べ」を稽古も眠れず「宿屋の仇討」まで、夜中に布団の中で毒演会をしたみたいだね。
  1. 2009/03/04(水) 23:28:20|
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09年3月3日

 バスで浅草へ出て地下鉄で新宿へ、梅もとで春菊天そばを食べてから阿佐ヶ谷へ、ラピュタのモーニングショー、小暮実千代特集で「幸福はあの空の下に」を見る。

 小暮実千代の新橋の売れっ子芸者が恋人・上原謙との間に男の子を産むが身分が違うと仲を引き裂かれ、男の子は上原の妻の子として引き取られる。それから17年、上原の妻が死に、彼女の遺言で上原は小暮に結婚を申し込むが、男の子・久保明は自分が芸者の子であるという出自を恥じ、芸者は社会の害虫といって再婚を認めない。

 いい作品ではあるが、映画が久保明の側に立っているのにうんざりした。父親が知れず芸者の子で、自分も芸者になるしか道がないと思い込んでいた新人芸者・岡田茉莉子が旦那を持つとSEXをしなければいけないと知ると、結婚するまで処女でいたいと芸者を辞めてしまうエピソードには呆れてしまう。芸者は日本社会が産んだ弱者、犠牲者だなんていう論理でこられると、脚本家(チェックするのを忘れた)も演出家も何を考えているのかと怒りを覚える。せっかく小暮実千代と、かつての芸者仲間・花井蘭子が素晴しい演技をしているのに。

 中野へ行っておかじょうきでサバ焼定食、ここの茶わんは小さくていつも必ずおかわり君するのに、今日は一杯だけ、年だねェ。

 浅草へ戻り木馬亭に置いてあった自転車で帰り、初高座より40周年の5月、全国毒演会ツアーにむけてスケジュールを組む。ヨーロー堂、木馬亭、大阪、名古屋、栃木、浜松、静岡と決った。松本、上田、飯田が交渉中。

 あとは寒いので家にこもってTVを見る。夜食はスパイスボールでマトンカレー。チーズをきざんで入れられたのには参った。よけて食べたけど。以前は美味いと思ったここのカレーだが、ちゃんと亭のカレーを知るとむなしいぞ。
  1. 2009/03/03(火) 23:24:56|
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09年3月2日

 風は冷たいが久し振りの快晴、天気が良ければ前向きに物事を考えられる。我ながら単純な性格だなあ。

 コインランドリーで洗濯をした後、銀座へ行って今月の新橋演舞場のチケットを4千円引きでゲット、帰って銀龍で昼食、D(鶏肉とセロリ炒め)と言ったつもりがB(青菜そばと梅しそ飯)が来た。アメリカ人の血が流れているくせに発音が悪いと反省する。

 家賃を払い、大勝湯に入ってから浅草へ出てトンデモ落語会、本当はあっしが開口一番なのだが、何を演るか決めていないのでは上がれない。トリにしてもらった。

 入りが悪い、約半分の入り、トンデモでは珍しいことだ。鯉朝、白鳥が30分ずつ、談之助が1時間近く演ったのであっしと寒空はだかが短くせねば。はだかが15分、あっしは自作の「桃太郎・力道山篇」または「オマン公社・中川財務大臣バージョン」という手もあったが、お旦高島作の「買えん大根」を演る。そこそこ受けて良かった。タクシー3台でちゃんと亭へ行く。あっしのタクシーだけすぐ着いたが、お旦早川と鯉朝が案内人になったタクシー、いつまでも着かず。もー、方向音痴なんだから。あっしは開田夫妻、はだかと4人でキムチちゃんこを食べ、締めはカレーライス。みな「美味しい」と喜んでくれて良かった。お旦早川にタクシーで送ってもらう。

 P.S.
 本日の割、1.5万。いつもは5万でCDやDVDの新作が出た時はその売り上げと合わせて10万になる時もあるってのに、不景気やねェ。
  1. 2009/03/02(月) 23:21:00|
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二代目快楽亭ブラック

発売中

著作
『立川談志の正体: 愛憎相克的落語家師弟論』
¥1,680(税込)/彩流社
『歌舞伎はこう見ろ!―椿説歌舞伎観劇談義』
¥1,995(税込)/彩流社
『快楽亭ブラックの放送禁止落語大全2』(CD付)
¥1,800(税込)/洋泉社
『快楽亭ブラックの放送禁止落語大全』(CD付)
¥1,785(税込)/洋泉社
『借金2000万円返済記』
¥1,300(税込)/ブックマン社
『日本映画に愛の鞭とロウソクを―さらば愛しの名画座たち』
¥1,575(税込)/イーハトーヴ出版

DVDシリーズ
※各巻ともに価格は税込3,990円です。
『快楽亭ブラック 放禁王』 「全女番」「紀州飛脚」「文七ぶっとい」収録
『快楽亭ブラック 猥褻犯』 「山田洋次作・まむし」「人性劇場」「聖水番屋」収録
『快楽亭ブラック 大迷人』 「次の御用日」「権助魚」「英国密航」収録
『快楽亭ブラック 不敬罪』 「オナニー指南」「オマン公社」「イメクラ五人廻し」収録
『快楽亭ブラック 非国民』 「道具屋・松竹篇」「紀子ほめ」「マラなし芳一」収録
『快楽亭ブラック 破廉恥』 「川柳の芝浜」「カラオケ寄席」「一発のオ○ンコ」収録
『快楽亭ブラック 大変態』 「蛙茶番」「野ざらし」「SM幇間腹」収録
『快楽亭ブラック 不発弾』 「お血脈」「たがや」「反対俥」収録
『快楽亭ブラック 交尾期』 「目黒の秋刀魚」「怪獣忠臣蔵」「タイムヌードル」収録
『快楽亭ブラック 埋蔵金』 「せむし茶屋」「朝鮮人の恩返し」「川柳川柳のジャズ息子」「演歌息子」収録

■CD全集シリーズ
ブラック落語全集「借金男」(1~10)、「下ネタ」(1~4)、「毒落語」(1~)など、各シリーズ絶賛発売中です!

【お取り扱い】
・ブラック公演会場
ミュージックテイト西新宿店
浅草ヨーロー堂
・横浜ジョイナス新星堂
タワーレコード渋谷店
池袋東武百貨店内CDショップ五番街市原栄光堂(京都)
神田神保町 タクト など

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