快楽亭ブラックの出直しブログ

孤高の落語家にしてディープな日本映画評論家・快楽亭ブラック師匠の情報を発信するブログです

05年9月6日

 報告を忘れてました。日曜の晩、竹書房から手紙が届いてあっしの初監督作品「『超』怖い話 THE MOVIE 闇の映画祭」のビデオ、DVDが450枚売れたので印税9948円振り込むの通知。安いねー。

 雨の為昨日、ポルノ映画館の裏にチャリを置いてきたので本日はバスで浅草へ。いつものミスド田原町店でさっき買った日刊スポーツを見て昨日の川崎の結果を知る。和田アキコのダイナマイトソウル3番に負け、馬連はハズし、ワイドが140円の配当だったので2000円の損、まあいいか。今月下旬から日刊スポーツの携帯サイトであっしのG1予想が始まるから、その練習もかねてこてからはどんな馬券を買ったのかも発表するとしよう。

 浅草名画座で3本立てを見る。

 『千姫と秀頼』 美空ひばりの千姫に中村錦之助の秀頼の顔合わせも。もっとも秀頼は映画が始まってすぐ、大阪夏の陣で死んでしまう。

 千姫を大阪城から助け出した坂崎出羽守・平幹二朗がその手柄で千姫を嫁に貰えるとの約束を老中・本多佐渡の陰謀で破られ、殺されてしまう。千姫は本多の息子の嫁になるが肌を許さない。息子はストレスから酒乱になり死んでしまう。この役は菅貫太郎。役に集団抗争時代劇でバカ殿役を一手に引き受けるが、この作品がルーツか。高倉健が豊臣家ゆかりの浪人役で出演、これが初の時代劇だ。

 夫を殺した父・秀忠と祖父・家康への復讐の為、千姫が罪のない町人を殺すシーンがあり、美空ひばりが罪のない人を殺すのはこれが唯一だろう。しかし映画自体はマキノ雅弘の演出をもってもつまんないけどね。

 『関東やくざ者』東映やくざ映画初期かの鶴田浩二主演作。この頃のやくざ映画はスターが悪役をやっているのが作品を更に魅力的なものにしている。この映画もマザコンで剣の達人のやくざ、川上東洋を丹波哲郎が好演している。鶴田に斬られ、母の原泉が「死なないで」と見守る前で切腹するシーンは格好良く、鶴田を喰ってしまっている。東映やくざ映画生みの親、小沢茂弘のエネルギッシュな演出も見事。東映やくざ映画の監督はマキノ雅弘、加藤康、山下耕作ばかり評価され小沢茂弘は一枚格が落ちるとよく言われるが、あっしはこの監督を最近高く評価している。

 『男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け』はシリーズ48本中でも評価の高い作品で、大地喜和子演じる竜野の芸者・ボタンは、浅丘ルリ子のリリーに次ぐ人気者だ。

 オープニングの夢の場面はスピルバーグの『ジョーズ』のパロディ。おいちゃん、おばちゃん、満男までがジョーズに喰われ、車船長は妹さくら、源公と三人でジョーズをやっつけるべく海へ出る。しかし源公はジョーズに下半身を喰われて死んでしまった。下半身がなく甲板に死体となって転がっている佐藤蛾次郎が怖すぎ。そしてショックで気が触れたさくらもまたジョーズに襲われ、一瞬のうちに両足だけになってしまう。山田洋次らしからぬグロさ、ブラックさだ、山田洋次の初めて書いたシナリオは、まんまロマンポルノになりそうなエロチックでブラックな作品だったが、普段はヒューマニズムを前面に押し出して隠している彼本来が持つブラ・グロをシリーズ中唯一表にだし貴重な作品だ。

 そんなショッキングなオープニングで脅しておいて、本編に入ると見事なまでの人情噺で観客を感動させずにはおかない。全くもって凄い監督だ。

 リリーはシリーズ中4回もマドンナとして出演したのに、ボタンは何故一回しか出なかったんだろうといつも疑問に思っていたが、今回見直してみてわかった。寅さんもボタンも相思相愛、結婚させなければリアリティがなくなってしまうからだろう。

 バスで池袋へ行き、5時にいけふくろうの前でおバカな仕事の待ち合わせ。まずは演芸場そばのカラオケで一時間くらいインタビューを受け、それからスタッフとラブホテルへ。

 雑誌(名前はよう知らん)の仕事で風俗取材ではないんだな、これが。デリヘル嬢と編集者が体験取材している前であっしが艶笑落語をやるんだって。

 デリヘル嬢はちょっと歳がいっていそうで眼は整形っぽいがナイスバディのレイナちゃん。編集マンは女にもてないタイプでリハーサルからもうズボンの前をふくらませていた。

 目の前でディープキッスや全身リップ、フェラチオ、シックスナイン、素股をやっている前で小噺をやる。誰がこんな変なことを考えついたんだろう。編集者じゃなくてあっしが落語をやっているところへ風俗嬢が来てあっしにエッチなサービスをする。この方が絶対に面白いと思うんだが。

 雑誌の仕事だとういうのにビデオも回していたんで聞いてみると、雑誌にDVDを付けるんだって。

 撮影が終わるとギャラを現金で2万円くれた。そういえば昔、エロ雑誌のグラビアのモデルをよくやったが、やっぱりギャラは2万円だった。懐かしかった。

 撮影の途中で梅山君が来て帰りに一杯やっていこうと誘われた。餃子楼もうな鉄も休みだったので豊田屋に行く。梅山君やきとんがすっかり気に入ったようでバクバク食べていた。
  1. 2005/09/06(火) 23:34:36|
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二代目快楽亭ブラック

公演案内

6/27(土)
「落語秘密倶楽部」

お江戸日本橋亭[→地図
17:30開場/18:00開演
[出演]梅田佳声、快楽亭ブラック、坂本頼光、大本営八俵、立川談之助
[予約]ブラック 03-3803-3324

7/4(土)
「快楽亭ブラック毒演会」

トリイホール(大阪)[→地図
12:30開場/13:00開演
[料金]前売2,200円 当日2,500円 ブラック団2,000円
[予約]トリイホール 06-6211-2506

7/11(土)
「快楽亭ブラック毒演会」

浅草木馬亭[→地図
12:30開場/13:00開演
[料金]前売2,200円 当日2,500円 ブラック団2,000円
[予約]ブラック 03-3803-3324

7/18(土)
「快楽亭ブラック毒演会」

伊賀良公民館(長野)[→地図
19:00開演
[料金]前売当日ともに2,000円 CD付3,000円
[予約]しなの路 0265-25-5234

7/19(日)
「快楽亭ブラック毒演会」

お食事処「楽」(名古屋)[→地図
13:30開場/14:00開演
[料金]前売2,200円 当日2,500円
[予約]片桐 090-3852-9333

最新情報

■CD全集第二弾『ふたたび借金男』リリース中!!
さらにパワーアップして帰ってきたブラック落語全集第二弾! 各¥2,000、全10枚予定となっております。また、前シリーズ『借金男』全10枚も絶賛発売中です。あわせてどうぞ!
【お取り扱い】
・ブラック公演会場 ・紀伊國屋書店新宿本店内ミュージックテイト ・浅草ヨーロー堂 ・横浜ジョイナス新星堂 ・市原栄光堂(京都) ・大十(大阪) ・落語天国(楽天市場)など

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『快楽亭ブラックの放送禁止落語大全2』(CD付)

¥1,800(税込)/洋泉社


『快楽亭ブラックの放送禁止落語大全』(CD付)

¥1,785(税込)/洋泉社


『借金2000万円返済記』

¥1,300(税込)/ブックマン社


『日本映画に愛の鞭とロウソクを―さらば愛しの名画座たち』

¥1,575(税込)/イーハトーヴ出版

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