快楽亭ブラック 〜 映画・芝居・競馬ときどき落語

孤高の落語家にしてディープな日本映画評論家・快楽亭ブラックの情報を発信するブログです

19年2月13日

新橋演舞場の名作喜劇公演に行く。

「華の太夫道中」
劇聖・北条秀司の名作の十年振りの上演だが、何故題名を変えたのか。
せっかくの名作がぶち壊しだ。
それに本作は人情噺であって、喜劇では断じてない。
新派・新喜劇合同公演では何故いけないのか。

波乃久里子のおえいは安定の出来曾我廼家文童の隠居、藤原紀香の喜美太夫、丹羽貞仁の安吉、藤山扇治郎の幇間も、この名作を壊す事なく、むしろ新しい血が入って名作が活性化した感がある。
その上で言うのだが、喜美太夫は頭が弱くデブで客のつかない太夫。
北条秀司が京塚昌子に当て書きした役だ。
藤原紀香じゃあきれい過ぎるでしょ。
森三中あたりが似合い。
デブじゃなくして最近新喜劇に出っ放しの久本雅美でもよかった。
それが悔やまれる。

「おばあちゃんの子守唄」
こちらは新喜劇の名作「船場の子守唄」の改題、こちらも題名を変える理由が見当たらない。
例えば「芝浜」や「文七元結」の題名を勝手に変えたら落語ファンはどれだけショックか、そういう事だ。

水谷八重子、渋谷天外・藤山扇治郎・高田次郎と役者が揃っているが、皆駄菓子屋の主人・曾我廼家寛太郎に喰われてしまっている。
この人がいま松竹新喜劇では一番面白い。
なのに劇団ではこの人の素晴らしさに気づいていないのが口惜しい。
この人の主役の舞台をたくさん見たいのに。
  1. 2019/02/13(水) 14:12:42|
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